2018年9月1日土曜日

ベッテル、ハミルトン、ライコネンが大接戦

© Mark Thompson/Getty Images

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1日(土)、モンツァ・サーキットにて2018年FIA F1世界選手権第14戦イタリアGP土曜フリー走行が実施され、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。

ピレリはモンツァにスーパーソフト、ソフト、ミディアムのドライタイヤ3種類を持ち込んでおり、初回セッションが雨天に見舞われたグランプリ初日は雨天用タイヤを含む5種類すべてのコンパウンドが使用されている。

空模様が心配されていた土曜日は雲が多いものの太陽が顔を出し、気温17.9度、路面温度27.4度、湿度80.4%のドライコンディションで開始時刻を迎えた。先頭でコースに向かったのは金曜フリー走行2回目開始早々にDRSのトラブルでクラッシュを喫して赤旗要因となっていたザウバーのマーカス・エリクソンだ。体調に問題はないとの診断を得て無事に出走を果たしている。

最初にプログラムに着手したのはマクラーレン勢。フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドールンがソフトタイヤを履き、苦戦が予想されるモンツァでパフォーマンス改善に励んだ。バンドールンはターン1に残っていたダンプ路面でタイヤをロックアップしてしまい、フラットスポットを作って予定より早めに最初のランを切り上げている。

開始から20分が経過しようというタイミングで動き出したフェラーリとメルセデスはスーパーソフトタイヤを履いてプログラムに取り掛かり、最初のクイックラップでは1分21秒399を刻んだキミ・ライコネンがトップにつけ、ルイス・ハミルトン、ベッテル、バルテリ・ボッタスの順で並んだ。

レッドブルはミディアムタイヤでインストレーションラップを走った後、マックス・フェルスタッペンがソフト、ダニエル・リカルドがスーパーソフトで周回を重ね、1分22秒台に入れたフェルスタッペンがボッタスのタイムを上回って4番手に食い込んでいる。

トップ6を除くベスト・オブ・ザ・レスト争いはフォース・インディア、ハースF1、ルノーに絞られつつあり、コンマ数秒のギャップながらフォース・インディア勢がリードする流れが続いた。

新しいスーパーソフトタイヤに履き替えたフェラーリ勢がそろって自己ベストタイムを更新し、1分21秒035をマークしたベッテルがトップに躍り出るとライコネンは0.087秒差で2番手に飛び込んでいる。ライバルに遅れて新品のタイヤセットを投入したメルセデスも順調にペースアップし、ハミルトンがフェラーリ勢の間に入って2番手に食い込み、ボッタスが4番手につけた。

終盤にかけて予選シミュレーションが相次ぎ、ほとんどのドライバーが自己ベストを刻んだものの、ベッテルを上回る者は現れず、60分のセッションを終えて1分20秒509を残したベッテルがトップをキープし、0.081秒差でハミルトンが2番手、僚友に0.173秒遅れながら3番手にライコネンが並んでいる。

トロ・ロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが12番手につけたものの、ブレンドン・ハートレーは20番手に終わった。とはいえ、2人のタイム差は0.533秒と中団グループ後方以降は相当に激しい接戦状態が予想される。

イタリアGP予選は日本時間22時から行われる予定だ。

© ESPN Sports Media Ltd.

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