ロシア・ワールドカップグループG第2節が24日に行われ、イングランドとパナマが対戦した。勝利したイングランドはベルギーとともに決勝トーナメント進出を決めている。
イングランドは前節負傷したデレ・アリに代わってルベン・ロフタス=チークが先発。またも3バックで臨んでいる。対するパナマは初戦と全く同じメンバーを送り出してきた。
序盤、鋭い出足で良い入りを見せたパナマだが、イングランドがすぐに水を差す。8分、コーナーキックからフリーでジョン・ストーンズがヘディングで合わせ、あっさりと先制に成功する。イングランドは2試合連続でセットプレーからゴールを挙げた。
さらに20分には、一瞬のスキを突いてジェシー・リンガードが裏へと抜け出す。たまらずパナマDFが倒し、PKを献上。エースのハリー・ケインが豪快にゴール左へ叩き込み、追加点を挙げる。
力の差が計り知れない両チームはまだまだ動く。36分、リンガードがラヒーム・スターリングとのコンビネーションから左サイドから中央へと入ってくると、コントロールシュートがゴール右へと吸い込まれ、3点目を奪う。
さらにその4分後、セットプレーから変化を付けると、サインプレーで完全にパナマDFを何枚も上回る。GKが一度はセーブするも、再びストーンズが押し込み、前半で4点差をつける。
セットプレーが猛威を振るうイングランドは、コーナーキックでストーンズが倒され、PKを獲得。ケインが先程のPKとほぼ同じ弾道でネットに突き刺し、前半で5-0としてしまう。
後半に入ると、イングランドが前に圧力をかけなくなったため、試合は膠着。それでも、ロフタス=チークのミドルシュートがケインのかかとに当たり、そのままゴールへ吸い込まれる。
直後にイングランドは一気にジェイミー・バーディー、ファビアン・デルフを投入。ケインとリンガードはここでお役御免となった。
パナマはチャンスを作りながら、なかなか決められずにいたが、78分についに待望の瞬間が。フェリペ・バロイがフリーキックに身体を投げ出し、足で見事にネットを揺らしてみせた。パナマにとってワールドカップ史上初めての得点にスタジアムに訪れたサポーターは歓喜し、選手監督ともに笑顔を見せた。
試合はイングランドが6-1で勝利し、1試合を残し、決勝トーナメント進出を決めた。なお、最終節は首位通過を懸けてベルギーと直接対決する。
■試合結果
イングランド 6-1 パナマ
■得点者
イングランド:ストーンズ(8分、40分)、ケイン(22分、45+1分、62分)、リンガード(36分)
パナマ:バロイ(78分)
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