2018年6月24日日曜日

メキシコ、韓国下し2連勝で7大会連続の16強に王手/W杯グループF第2節

ロシア・ワールドカップグループF第2節が23日に行われ、韓国とメキシコが対戦した。

王者ドイツ相手に大金星を挙げたメキシコに、スウェーデンとの初戦を落として後がない韓国が挑む形となったが、最初の決定機は韓国に訪れる。

13分、カウンターからペナルティーエリア左で仕掛けたファン・ヒチャンがDFをかわして折り返す。ファーサイドでフリーとなっていたイ・ヨンの元にボールが向かうが、ここはイルビング・ロサノが戻って体を張ってブロック。立ち上がりのピンチを切り抜ける。

ドイツ戦では切れ味鋭いカウンターを何度も仕掛けていたメキシコだが、この試合ではメキシコが70%近いボールポゼッションで支配する形となり、逆に韓国がカウンターを仕掛ける展開に。ドイツ戦とは打って変わって前線にスペースがないため、メキシコはボールを保持するもののなかなかシュートチャンスを作り出すことができない。

22分、カウンターからロングパスに抜け出したソン・フンミンがペナルティーエリア内右で切り返し、左足を振り抜く。ここはDFにブロックされ、こぼれ球を再びソン・フンミンが押し込むもDFが体を張ってブロックする。

ここまで韓国は狙い通りの試合展開に持ち込んでいたが、25分に思わぬ形でピンチを迎える。ペナルティーエリア左からのアンドレス・グアルダードのクロスに対してブロックに入ったチャン・ヒョンスの手にボールが当たり、メキシコにPKを与えてしまう。このPKをカルロス・ベラが決め、メキシコが先制。カウンター狙いの韓国にとっては苦しい展開となった。

39分、ロングパスに抜け出したソン・フンミンがスピードに乗ってエリア内に進入。しかし、シュートはGKギジェルモ・オチョアがコースを消してCKへと逃れる。前半はメキシコが1点リードのまま、ハーフタイムを迎えた。

後半、1点を追いかける韓国が前からプレスをかけていくが、メキシコは落ち着いたパス回しでこれを回避。逆に追加点を奪うべくミドルレンジから積極的にシュートを放ち、GKチョ・ヒョヌに難しい仕事を強いていく。

19分、追いつきたい韓国はチュ・セジョンに代えてイ・スンウを投入。しかし、前掛かりになった韓国を尻目に、メキシコが得意のカウンターを仕掛ける。21分、中盤でキ・ソンヨンからボールを奪うと、ドリブルで持ち上がったロサノのラストパスをペナルティーエリア内左で受けたハビエル・エルナンデスがトラップと同時にDFのタックルをやり過ごし、冷静に流し込んで大きな追加点を奪う。

直後、グアルダードに代わってラファエル・マルケスを投入したメキシコは、71分にもロサノに代えてヘスス・コロナを投入。逃げ切りを見据えた交代策を見せる。

75分、GKオチョアへの不用意なバックパスをファン・ヒチャンが奪って韓国に決定機。しかし、ヒールでのパスがずれてソン・フンミンはシュートを打てず、絶好のチャンスを逸してしまう。

メキシコは77分にベラを下げてジオバニ・ドス・サントスを投入し交代枠を使い切る。一方の韓国もムン・ソンミンに代えてヴィッセル神戸所属のチョン・ウヨンを投入。84分にはキム・ミヌに代えてホン・チュルを投入するが、マルケスを中心に落ち着いたパス回しを展開するメキシコを相手にシュートまで持ち込むことができない。

アディショナルタイムは5分と長めに取られ、93分にはペナルティーエリア手前で受けたソン・フンミンが左足で巻いたシュートをゴール左へと決めて韓国が1点差に詰め寄る。しかし、韓国の追撃も及ばず、逃げ切ったメキシコが2連勝で決勝トーナメント進出に王手をかけた。メキシコはこのあと行われるドイツとスウェーデンの試合でスウェーデンが引き分け以上の結果に終わった場合、7大会連続となる決勝トーナメント進出が確定する。

メキシコは最終節でスウェーデンと、韓国は王者ドイツと対戦する。

■試合結果
韓国 1-2 メキシコ
■得点者
韓国:ソン・フンミン(90+3分)
メキシコ:ベラ(26分PK)、エルナンデス(66分)

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