2018年8月29日水曜日

体操・宮川、コーチ処分の見直し訴え 協会は正当性主張

【動画】体操の宮川紗江選手、コーチ処分の見直し訴え会見=根本寿彦撮影

 日本体操協会が指導中の暴力行為を理由に速見佑斗コーチを無期限の登録抹消処分としたことで、指導を受けていたリオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江(18)が29日、都内で記者会見し、過去に暴力行為を受けたと認めた上で、「速見コーチと一緒に東京五輪で金メダルを取るのが夢」と無期限処分の見直しを訴えた。

 また、同協会の塚原千恵子・女子強化本部長らから強化態勢を巡ってパワハラを受けていたと明かし、「権力に支配されない協会になってほしい」と協会の体制を改めることも求めた。

 宮川は今秋の世界選手権代表候補選手だが、自身の精神状態や練習環境の問題から辞退することも表明した。速見コーチは処分無効を訴えて20日付で東京地裁に仮処分を申し立てている。

 日本体操協会は29日夜、記者会見を開き、同協会の山本宜史専務理事は、速見コーチへの処分について「例え五輪のためでも(指導者の)暴力は許されない。(選手)本人が許容したとしても暴力をスポーツ界で続けることは認めることができない」と説明した。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.asahi.com/articles/ASL8Y652JL8YUTQP01F.html

0 件のコメント:

コメントを投稿