2018年6月6日水曜日

片山晋呉選手、プロアマ大会で同伴招待客に不適切な言動

 国内の男子ゴルフツアーを運営する日本ゴルフツアー機構(青木功会長)は6日、主催した日本ツアー選手権森ビル杯宍戸ヒルズのプロアマ大会で、片山晋呉選手(45)が、一緒にプレーした男性招待客に対して不適切な言動をとったとして、調査委員会を設置したと発表した。今月中に懲戒・制裁委員会を開き、何らかの処分を科す見通しだ。プロアマ大会のトラブルを公表するのは異例。

 発表によると、トラブルは茨城県笠間市で開催された同選手権の開幕前日の5月30日に起きたという。片山選手は招待客3人と一緒にプレーしていたが、片山選手が発した言葉に対して、男性が不愉快な思いを抱き、その後、プレーの続行を断念したという。その日のうちに、男性が同機構にトラブルがあったと連絡したという。

 同機構は、片山選手を含めた当事者に聞き取り調査を済ませており、さらに関係者に対象を広げた上で、「懲戒・制裁の要否を決定したい」としている。調査委員会は、同機構の野村修也理事(中央大法科大学院教授)ら弁護士で構成される。

 プロアマ大会は、トーナメントの主催・協賛企業の役員や取引先が参加し、出場選手とともに親睦を深める行事で、男女を問わず、ほとんどの大会で行われている。

 片山選手は茨城県出身で、日大OB。ツアー通算31勝を挙げ、通算5度の賞金王に輝いた。2008年に永久シードを獲得した。01年の全米プロ選手権や09年のマスターズで4位に入るなど、世界の舞台でも活躍したゴルファー。

 同機構はツアーを代表するスター選手の不祥事を重く見ており、「機構の指導体制や管理規定、本件発覚後の対応等に問題がなかったか、検討を進めたい」としている。

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