日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題に関する第三者委員会の最終報告書には、同部OBで4日付で理事を辞任した井ノ口忠男氏が、反則行為の指示があったことへの口封じを図った際の発言が記された。
報告書によると、井ノ口氏は5月14日、反則行為を行った日大選手、その父親とキャンパス内で面会。「タックルが故意に行われたものだと言えばバッシングを受けることになる」と話し、監督だった内田正人氏の関与がなかったように説明することを求めた。さらに「(同意すれば)一生面倒を見る。ただ、そうでなかったときには、日大が総力を挙げてつぶしにいく」と圧力をかけたという。
6月の中間報告では、井ノ口氏の実名は伏せられていた。最終報告で実名を公表した理由について、第三者委の勝丸充啓委員長は「脅迫的な言動をした人は、実名を出してもいいだろうと判断した」と説明した。(2018/07/30-22:08)![]()
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