2018年7月31日火曜日

【ライブ中継中】日大アメフト部の処分解除巡り連盟会見

【ライブ動画】関東学生アメフト連盟が会見 日大アメフト部悪質タックル問題=瀬戸口翼撮影 ※ご使用のブラウザや回線など、利用環境により再生できない場合があります。 ※現地の回線等の状況により、配信を一時中断または中止することがあります。

 日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、関東学生アメフト連盟は31日、東京都内で理事会を開き、日大に科した2018年度の公式試合の出場資格停止処分について判断する。日大が8月末開幕の関東大学リーグに参加するには処分解除が必要。関東学連は午後8時から記者会見を開き、結論を発表する予定だ。

 関東学連は抜本的なチーム改革や再発防止策の実施などを条件に、理事会が承認すれば処分を解く方針を示している。解除されなければ、今季のリーグ戦復帰を認めない。日大アメフト部は17日に再発防止案などをまとめた報告書を関東学連に提出しており、関東学連は筑波大学長や弁護士ら5人で構成する検証委員会で内容を精査している。

 不祥事により競技団体から処分を受け、大会やリーグ戦へ出場できなくなった大学の部活動は、ここ10年では、事件を起こして部員が逮捕に至った2009年の日体大レスリング部、天理大ホッケー部、11年の関大レスリング部などがある。13年には天理大の柔道部員9人、16年には帝京科学大の柔道部員6人などが、部内での暴力行為に関わったことで個人として処分を受けた。

 処分にならない不祥事では、14年に神奈川大アメフト部が部内での傷害事件により秋季リーグ戦出場を辞退した例がある。明大馬術部は12年、東海大サッカー部は13年に、部内の暴力行為により対外試合を自粛した。

悪質タックル問題の経緯

5月6日 日大の守備選手の悪質なタックルで関学大選手が負傷退場

  10日 関東学生連盟がタックルした日大の守備選手と内田正人監督の処分を発表

  12日 関学大が抗議文を送付したことを発表

  14日 法大、東大、立大が日大戦を中止に

  17日 関学大が日大からの回答文書を公表し、「誠意ある回答とは判断しかねる」との見解

  18日 この日までに他大学も日大戦をとりやめ、日大の春の試合がすべて中止に。日大の守備選手が両親とともに被害選手に謝罪

  19日 日大の内田監督が関学大の選手らに直接謝罪し、辞意を表明

  22日 日大の守備選手が謝罪会見。内田前監督らから相手選手にけがをさせる指示があったと証言

  23日 日大が緊急記者会見。内田前監督、井上奨コーチが出席し「指示」を否定

  24日 日大が関学大に2度目の回答書を提出。前監督とコーチの「指示」は否定

  25日 日大の大塚吉兵衛学長が記者会見。大学として初の謝罪

  26日 関学大が日大の再回答書を公表。「誠意ある回答とは思えない」とし、定期戦は「十分な信頼関係を取り戻すまで中止」

  29日 関東学連が理事会で処分を決定。内田前監督、井上前コーチは除名、チームは今季公式戦の出場資格停止に

6月1日 日大が理事会で前監督の内田常務理事の辞任を承認。辞任は5月30日付

  11日 日大が内田前監督の保健体育事務局長と人事部長の職を解任

  19日 日大が監督、コーチを公募すると発表

  26日 関東学連が社員総会で、内田前監督と井上前コーチの除名処分を正式決定

  29日 日大が設置した第三者委が中間報告。内田前監督らの「指示」を認定。日大職員らが事実をもみ消すために部員に圧力をかけたことも明らかに

7月17日 日大がチーム改善報告書を関東学連に提出。新監督に元立命大コーチの橋詰功氏が内定したことも報告

  27日 日大がチーム改善報告書を公表。問題の原因は内田前監督の圧迫的な指導体制と認定

  30日 日大が設置した第三者委が最終報告。大学のガバナンス(組織統治)の機能不全が内田前監督の独裁体制を招いたと結論づけた

  31日 関東学連が理事会で日大のリーグ戦復帰の可否を判断

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