アン・ソンジュ(30=韓国)が、5バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダーで今季4勝目、通算27勝目を挙げた。

強風と難しいコースセッティングの中、ただ1人、4日間アンダーパーで回り実力の差を見せつけた。賞金女王に輝いた15年の年間5勝以来の4勝で、今季の賞金ランクも首位の鈴木愛に約1000万円差と肉薄。永久シード権獲得の30勝にもあと3勝と迫った。

アンは「(年間で1勝の)去年は首のヘルニアから体のあちこちが痛くて状態が良くなかったが、今年は首も状態が良くなっている。小樽は正直苦手なコースだったが、今回優勝できて、自分の中でいやな感じのヤマを越えられた」と満足そうに話した。

あと3勝と迫った通算30勝については「こんなに優勝を早くできるとは思わなかった。近づくほど自分にプレッシャーがかかるタイプなので、1つ1つショットに集中していけば、結果がついてくる」と控えめに話していた。