<バドミントン:世界選手権>◇5日◇中国・南京◇女子ダブルス決勝
女子ダブルス世界ランク9位の松本麻佑(22)、永原和可那(22=北都銀行)組が、福島由紀(25)、広田彩花(24=岐阜トリッキーパンダース)との史上初の日本人ペア対決を2-1で制し、77年の栂野尾悦子、植野恵美子組以来となる41年ぶりの金メダルを獲得した。
接戦となったファイナルゲームでいったん18-20とゲームポイントを取られたが、得意の強打で押して21-20と逆にゲームポイントを奪取。「こっから3点を取ろうと話した」と松本。最後は強烈なスマッシュから相手のアウトミスを引き出し、試合を決めた。これが国際主要大会初のタイトル。永原は「勝って初めてうれし涙を流せた。正直、いまでも優勝した実感がない」と初々しく話した。
松本が177センチ、永原が170センチという世界屈指の長身ペア。昨年12月に所属先の先輩、米元、田中組のスーパーシリーズ(現ワールドツアー)ファイナルでの優勝に刺激され、発奮。今年から初のA代表に選ばれ、合宿で高橋、松友組、福島、広田組ら世界トップの先輩と打ち合い、技術を磨いた。
高さと勢いを武器に、11シードのノーマークから世界一となった。永原は「ここで満足したら終わり。帰ってリセットして、次の大会でも優勝できるようにしたい」とさらなる成長を誓った。
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