金やパワハラなどの問題12項目が指摘された
「日本ボクシング連盟で助成金の不正流用があった」などとして、選手ら333人から告発状が提出された問題で、連盟が先月30日、助成金を支給していたJSC(=日本スポーツ振興センター)などを訪れ、「助成金の不適切な使用があった」と認め、謝罪していたことが分かった。
先月27日付でJSCなどに提出された告発状では、「成松大介選手が受け取った240万円の助成金を、他の2人の選手と分けるよう、連盟の山根会長が指示した」など、日本ボクシング連盟のカネやパワハラなどの問題12項目が指摘されている。
JSCなどによると、告発状が届いた先月30日の夕方、連盟の吉森専務理事が謝罪文を持参し、JSCや、連盟が加盟しているJOC(=日本オリンピック委員会)を訪れ、直接謝罪したという。
日本ボクシング連盟・吉森照夫専務理事「振興センター(JSC)に対し(助成金を)違う目的に利用されたという結果がある。それに対して当然謝罪するのは当たり前」
謝罪文では、告発状の内容のうち「成松選手への助成金について不適切な使用があった」と助成金の問題についてだけ認め、謝罪しているという。
JSCとJOCは、「今後の対応について協議する」としている。
連盟の山根明会長は、1日から岐阜県で行われるインターハイに出席する予定だったが、関係者によると、以前から予約していた大阪府内の病院に入院したため出席しないという。
一方、日本ボクシング連盟はホームページを更新し、告発状の内容について初めて、具体的に見解を示した。
ホームページの中で連盟は、成松大介選手の助成金不正流用疑惑については、「遺憾ながら、これは事実です」と認め、謝罪した上で、会長がほかの選手を思う親心からしたことで、会長が財産を売却するなどして成松選手に返金している点は理解してほしい、などとしている。
一方で、山根会長への過剰な接待があったなどとの告発については、連盟側が指示したことはなく、告発側の言い分は全く的を外れている、などとしている。
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