マイナビオールスターゲーム２０１８（７月１３、１４日）のファン投票は４日、第５回中間発表が行われ、セ・リーグ先発投手の部門で中日松坂大輔投手（３７）が初めて１位に立った。出場すれば西武時代の０６年以来１２年ぶり。伝え聞いた松坂は「たくさんの人に票を入れていただいてありがたいです」と感謝した。

　８万７０１４票と伸ばし、これまでトップだった巨人菅野智之投手を２４６７票上回った。菅野は８万４５４７票で２位。

　両者の票は第１回中間発表から５４４０票差→２３４６票差→２３４３票差→２６３３票差と推移してきた。最終の投票結果は６月２５日に発表される。

　５月３０日のオリックス戦（ナゴヤドーム）で６回無失点。好投の結果が得票数に反映されている可能性が高そうだ。ここまで６試合に先発して２勝３敗、防御率２・５１と復活を遂げた。以前は「オールスターは１つのモチベーションになると思う。出られるようになったらいい」とも話している。

　４日は札幌遠征帰りのチームに合流し、ナゴヤドームで練習した。次回登板は「まだ決まっていないので」と言葉を濁したが、８日からの古巣ソフトバンク戦（ナゴヤドーム）が濃厚。所属した昨年までの３年間では右肩痛などで１試合しか登板できなかった。古巣に対する意識は言葉にしなかったが、交流戦については「僕は全然気にしない。（投球スタイルは）変える必要ない」と自然体で臨んでいる。