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「6番・DH」で戦列復帰したエンゼルスの大谷(右)。4回、ソロ本塁打のシモンズを出迎える(AP) Photo By AP |
右肘の内側側副靱帯(じんたい)損傷で故障者リスト(DL)に入っていた米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(23)が3日(日本時間4日)、敵地シアトルで行われたマリナーズ戦に「6番・DH」で戦列復帰。約1カ月ぶりの出場となったが、3三振を喫するなど4打数無安打に終わった。
戦列を離れていた1カ月。「こんなに長く離れると思っていなかったので、なかなかもどかしい気持ちでいましたけど」と振り返った大谷。それでも「いいプロセスを踏んで戻ってこられた。1日でも早く戻ってきたいなと思っていたので」と、まずは実戦に復帰したことを素直に喜んだ。それでも結果は4打数無安打、3三振と快音が聞かれることはなかった。相手先発は、元西武の左腕ルブラン。「もちろん相手投手が良かったというのもあると思います」と話しつつ、実戦感覚については「1打席1打席の中で甘い球というのも何球かあったと思うので、そこを捉えていけないところはあった。それが実戦感覚のズレなのか、ただ単に自分の中のズレなのかは、明日、明後日とやっていく中でわかるんじゃないかと思う。そこをしっかり改善できるようにしたい」とした。
大谷がDL入りした8日からチームは大きく負け越していることもあり「チームとしても今、けが人が多いですし、その中で離れてしまったのは申し訳なかったと思う」とチームへの言葉を口に。さらに「すごく無駄な時間というか、周りの人にも迷惑をかけますし、個人的にもゲームに出ていかないと自分の足りないところも見えてこないんじゃないかと思う。けがをしてプラスになることもあるかもしれないですけど、基本的にはそんなことはないと思って、予防しながらやっていくのがベストじゃないかと思う」と、今回の経験を生かすとし「まだまだシーズンあるのでここから先いい方向に進めるように頑張りたいなと思います」ときっぱり話した。
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