2018年7月1日日曜日

救世主ヤングマン カーブを多投、8回無失点

 ○巨人3-0中日●(1日、ナゴヤドーム)

 開幕から3カ月たっての来日初登板で、巨人ヤングマンが緩急を利かせて8回3安打無失点と好投した。198センチの長身からカーブを多投して中日打線のタイミングを外し、要所では内角への直球が決まった。奪った24個のアウトのうち、内野ゴロが13。「低めにうまく集められた」と笑顔を見せた。

 カーブは右打者の背中側から外角へと大きく落ちていく。二回に先頭の4番・ビシエドからカーブで空振り三振を奪うと、リズムに乗った。四回2死から連続四球でこの日、唯一得点圏に走者を背負っても慌てない。7番・京田を2ボールから直球を続けて追い込み、最後は膝元への144キロ直球で見逃し三振に仕留めた。

 野手にゲレーロとマギー、投手にマシソン、カミネロの4人の外国人選手が1軍にいたため、2軍での調整が続いた。2軍では7勝、防御率1.43と安定感を示していたヤングマン。ゲレーロ、カミネロの登録抹消で巡ってきた絶好の機会をものにした。

 交流戦明けからの8試合で、チームは先発投手が四つの黒星をつけられた。「昨日より今日、今日より明日と心がけて取り組んできた」という28歳の右腕が、投手陣の憂鬱を晴らした。【梶原遊】

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