2018年7月2日月曜日

「ベルギー、食べちゃって」 対戦前にお菓子アピール

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメントで、日本がベルギーに挑む。この国名産のチョコレートやワッフルを販売する店が、対戦にあやかって、菓子を食べてほしいとアピールしている。

 ベルギーのチョコレートを販売する「レオニダス」は、全国に36店舗がある。代理店「豊幸産業」の内海博美さんは、ベルギーと日本が対戦することになり、「ベルギーが嫌われたら、どうしよう」と思った。ただでさえ夏はチョコが売れない時期だ。だが「これを機に店に足を運んでほしい」と思い直した。

 「レオニダス」吉祥寺店や一部の店舗ではW杯期間中、サッカーボール型の透明な器に、やはりサッカーボールの形をしたチョコを5個を入れて販売している。表面は苦みがあり、中にはミルクチョコのペーストが入る。

 吉祥寺店の店長代理小井祐美さん(65)は大のサッカー好きで、これまで色々なスタジアムで観戦。応援チームの相手の地元で観戦する時は、そこの名物料理を食べ「相手を食べてしまえ」と験担ぎをしてきた。今度は店の案内板に「ベルギーのチョコを食べちゃって、日本代表を応援しよう」と書くつもりだ。「日本に勝ってほしいが、ベルギーのチョコも食べてほしい」と話す。

 ベルギーワッフルの店「マネケン」は2日、ワッフルの詰め合わせを割引販売する予定だ。マネケンのフェイスブックでは「サッカー観戦のおともに 日本×ベルギー 応援セール!」とPRしている。マネケンを運営する「株式会社ローゼン」の広報、黒川美季さんは「まさか、ベルギーと日本が対戦することになるとは思わず、急きょ考えた。観戦のおともに食べてもらい盛り上げたい」と話す。一部を除く全国約30店舗で同様のセールをする。(平山亜理

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