2018年3月31日土曜日

巨人沢村537日ぶり登板、虎打線を11球で斬った

巨人対阪神 7回表阪神、沢村は糸井、ロサリオ、福留を三者凡退にとる(撮影・宮崎幸一)
巨人対阪神 7回表阪神、沢村は糸井、ロサリオ、福留を三者凡退にとる(撮影・宮崎幸一)
  • ファンとハイタッチして引き揚げる沢村(撮影・宮崎幸一)

<巨人8-4阪神>◇31日◇東京ドーム

 巨人沢村拓一投手(29)が、537日ぶりの1軍公式戦登板を果たし、1回無失点で今季初白星を挙げた。

 同点の7回、3番手で登場。最速150キロの直球にカットボール、フォークを織り交ぜ、阪神3番糸井、4番ロサリオから連続三振を奪った。5番福留も二ゴロに打ち取り、阪神のクリーンアップを11球で封じた。

 昨季は右肩痛などもあり、1軍登板はゼロ。「去年は迷惑をかけてしまったので、取り返してやろうという気持ちが強い」と16年10月10日、CSのDeNA戦以来となる久々のマウンドに思いを込め、腕を振った。

 試合後のヒーローインタビューでは「ご無沙汰しています」とファンへあいさつ。「抑えられたのはたまたま。始まったばかりなので、1試合1試合準備をして全力を尽くしたい」と意気込み、大歓声を浴びた。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803310001387.html

巨人上原が0封復帰、初三振記念球渡され「考え中」

8回表を三者凡退に抑えガッツポーズする巨人上原(撮影・鈴木みどり)
8回表を三者凡退に抑えガッツポーズする巨人上原(撮影・鈴木みどり)
  • 復帰登板した上原に横断幕でメッセージを送る巨人ファン(撮影・松本俊)

<巨人8-4阪神>◇31日◇東京ドーム

 巨人上原浩治投手(42)が日本復帰後、公式戦初のマウンドに上がり、1回1奪三振無失点と好投。球場の雰囲気を一変させる存在感でチーム初勝利への流れをつくった。1軍公式戦登板は08年11月6日、日本シリーズ第5戦西武戦以来、3432日ぶり。

 1点リードの8回、沢村からバトンを受け4番手で登板。阪神先頭の大山をスプリットで3球三振に切ると、続く糸原を左飛、代打高山を二ゴロに打ち取り、11球で3者凡退に抑えた。拳を握り、跳びはね、ほえながらベンチへ走った。出迎えてくれたチームメートと力強いハイタッチを何度も重ねた。

 感情を全面に出した気迫の投球を見せ「興奮してましたね。点差も点差だったし、ああいう展開で投げるのは、すごく緊張する場面だった。それでも無事に3人で終えることができたことと、その前に勝ち越してくれたことがいい励みになった」と振り返った。

 降板後、ベンチ内で斎藤投手総合コーチから渡された記念のボールを受け取り「最初の三振を奪った時のボールだと言われたけど、メジャーみたいに証明のシールがあるわけでもないので、ちょっとどうしようか考え中です」とうれしい悩みも増えた。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803310001370.html

花巻東の勝因「タイブレークの切り札」 159cm八幡

(31日、選抜高校野球 花巻東1―0彦根東)

 延長十回、花巻東に待望の初安打が出ると、佐々木監督は三塁コーチの八幡を代打に送った。身長159センチの背番号「14」は、「最後の最後にベンチ入りを決めた選手」と監督はいう。

 「タイブレークの対策として考えたんです」

 今大会から導入された延長タイブレーク制は、無死一、二塁で試合が始まる。「八幡はバントがうまい。バスターもできる。足も速い。何でもできる選手が必要だと思った」。タイブレークとなるのは十三回から。出番は少し早くなったが、とっておきの切り札を勝負どころで送り出した。

 しかし、簡単にはバントさせない。「待て」のサインを出したと監督は言う。

 彦根東の左腕増居はしたたかだった。2回戦の映像を見て「直球主体の投球だから狙っていけ」と指示をしたら、「ウラをかかれて変化球が多かった。選手はイチニのサンで振りにいって、低めのボール球を振ってしまった」と苦笑する。

 「完全な私の指示ミス。途中で変えたけど、遅かった」。九回まで無安打に抑えられてしまった。

 「一つだけ当たったとしたら」と監督が明かしたのは、増居のちょっとした傾向だ。相手の送りバントに備えて前に走り出すとき、態勢が崩れて制球が乱れる。

 「だから、待てのサインを出した」。狙い通り、ボールが3個続いた。3ボール、1ストライクになっても「待て」のサインを送った。「フルカウントになっても八幡は大丈夫。何でもできる選手ですから」。結果的に四球を選んで好機を広げ、サヨナラ勝ちにつなげた。「あの四球が勝因だったと思う」と佐々木監督は振り返った。

 監督から全幅の信頼を寄せられる八幡も、心得たものだ。「(一塁ベンチの)監督と目が合って、代打だと分かりました。ここ一番に強い選手になりたいと練習してきた。緊張はありませんでした」

 初安打から一気に決めたサヨナラ勝利の裏に、監督の確かな読みと、いぶし銀の存在があった。(編集委員・安藤嘉浩

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.asahi.com/articles/ASL305TPXL30PLZU004.html

巨人上原、サプライズでお立ち台「お久しぶりです」

巨人対阪神 8回表を三者凡退に抑えガッツポーズする巨人上原(撮影・鈴木みどり)
巨人対阪神 8回表を三者凡退に抑えガッツポーズする巨人上原(撮影・鈴木みどり)

<巨人8-4阪神>◇31日◇東京ドーム

 日本球界復帰後、公式戦初登板の巨人上原浩治投手(42)がサプライズでお立ち台に立った。

 小林、沢村、岡本がヒーローインタビューを終えると、場内に上原の名前がコール。ファンから大きな声援を受けながら、ベンチ裏から走って登場した。1点リードのリリーフ登板したことに「1点差はしびれますね。抑えられてよかったです」と振り返った。お立ち台での一問一答は以下の通り。

  ◇   ◇

 -ファンのみなさんへご挨拶を

 上原 お久しぶりです。

 -登板を振り返って

 上原 1点差はしびれますね。抑えられてよかったです。

 -期待を背負っての登板だった

 上原 阪神巨人戦でお客さんもたくさん入って、その中で抑えられてよかった。

 -先頭打者は3球三振だった

 上原 アウトが取ればいいです。

 -今年の役割はどう捉えているか

 上原 便利屋でやります。どこでもやります。

 -興奮気味でハイタッチを交わした

 上原 そういうスタイルでやっているので、変えることができない。ケガをさせないようにそういうハイタッチをしたいと思います。

 -これからも活躍が期待される

 上原 楽な展開でお願いします。

 -ファンのみなさんに

 上原 まだ始まったばかりなので、これから1つ1つ勝っていく。その中で貢献したい。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803310001187.html

花巻東が延長サヨナラ勝ちで8強 次戦は大阪桐蔭

10回裏花巻東無死満塁、藤森の中犠飛でサヨナラ生還しガッツポーズする紺野留斗(撮影・上田博志)
10回裏花巻東無死満塁、藤森の中犠飛でサヨナラ生還しガッツポーズする紺野留斗(撮影・上田博志)
  • 10回裏花巻東無死満塁、藤森晃希の中犠飛でサヨナラ生還しガッツポーズする紺野留斗。左は増居翔太(撮影・田崎高広)

<センバツ高校野球:花巻東1-0彦根東>◇31日◇3回戦

 6年ぶり3度目出場の花巻東(岩手)が延長10回の激戦を1-0のサヨナラで制した。

 打線は9回まで無安打無得点に封じられた。序盤は外角直球を狙ったが、想像以上にチェンジアップを含む変化球を多投され、計算が狂った。追い込まれてからの直球に対応もできなかった。だが、10回裏先頭の4番・紺野留斗外野手(3年)が右前に初安打を放ち口火。代打の八幡尚稀外野手(3年)が四球を選ぶと、6番・上戸鎖(かみとくさり)飛龍内野手(3年)がバスターで左前安打で続き、無死満塁。最後は、守備固めで9回から三塁を守っていた藤森晃希内野手(3年)が中犠飛で試合を決めた。

 藤森は「サヨナラ打は初めて。(大谷)翔平さんや(菊地)雄星さんのようなスター選手がいなくて、1人1人の能力が高くなくても、組織力ではどのチームにも負けない。なんとか勝ててうれしい」と笑顔。佐々木洋監督(42)も「こういう試合を落とさずに勝つことは、トーナメントでは非常に大事。頼もしく思っている」と選手をたたえた。

 8強は準優勝した09年以来9年ぶり。準々決勝では大阪桐蔭と対戦する。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201803310001163.html

甲子園無安打、ゴロ飛びついて主将の意地 乙訓・中川

(31日、選抜高校野球 三重2―1乙訓)

 強振した打球は、一塁手へのボテボテのゴロになった。乙訓の主将で5番・三塁の中川健太郎は、懸命に走った。「頼む、セーフになってくれ」

 1―2と1点を追いかける八回2死二、三塁。「真ん中に来た球は全部振ってやろう」とこの日4度目の左打席に立った。思い描いたコースに来たが、右横手投げの三重・福田が投じた球種は緩いスライダー。タイミングが合わずに引っかけた。一塁への全力疾走も及ばなかった。

 中軸を任せられながら、この日は4打数無安打。2回戦のおかやま山陽戦でも5打数無安打と、甲子園でヒットを打てなかった。「相手投手の動く球をとらえきれなかった」。自慢の打棒を封じられた。

 「これで守備でも貢献できなかったら何のためにいるのかと」。好機に倒れた直後の八回の守りで、三遊間のゴロに飛びついて好捕したのは、主将としてのせめてもの意地だった。

 京都の府立高で野球部の寮はなく、部員は自宅から通う。「チームメートと24時間一緒にいるのは、甲子園を戦う間の宿舎生活が初めてだった。いつもより多く野球の話が出来て、団結力も高まった」。そして個人的には「動く球も芯でとらえられるように、手元まで引きつけて打つ練習を繰り返したい」。甲子園で培ったチームワークと、中軸打者としての打撃に磨きをかけ、夏に戻ってくる。(平井隆介

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.asahi.com/articles/ASL305HW3L30UTQP02W.html

巨人、初勝利! 10年ぶり復帰の上原が3者凡退&岡本4安打5打点

8回、打者3人でピシャリとおさえた巨人・上原はガッツポーズ=東京ドーム(撮影・吉澤良太) 

8回、打者3人でピシャリとおさえた巨人・上原はガッツポーズ=東京ドーム(撮影・吉澤良太) 【拡大】

 (セ・リーグ、巨人8-4阪神、2回戦、31日、東京D)巨人は序盤に4点をリードされたが、逆転勝ち。6番・岡本が八回に1号3ランを放つなど4安打5打点の大活躍。八回には10年ぶりにチームに復帰した4番手・上原が3者凡退とピシャリ。同学年の高橋監督に2018年初白星をプレゼントした。

 開幕2戦目。先制したのは阪神だった。一回、二死から3番・糸井が、先発の田口から右越え1号ソロを放った。さらに三回に打線がつながった。一死一、二塁から4番・ロサリオが左前適時打、続く福留が右前適時打を放った。さらに大山が中越え適時二塁打を放ち、この回3点を奪い、4-0とした。

 巨人はその裏、二死二、三塁と好機を作り、岡本が藤浪から中前2点打を放った。巨人は六回に無死満塁の好機を作った。ここで阪神は藤浪から岩崎に継投。代打・阿部は押し出し四球を選び、1点差。なおも無死満塁から坂本勇が中前に同点打を放ち、4-4とした。

 巨人は七回一死一、二塁から小林が3番手・桑原から中前適時打を放ち、1点を勝ち越した。八回には上原が4番手で登板。6番・大山を3球三振。続く糸原を左飛。8番・高山を二ゴロに抑えた。ベンチに戻った上原はベンチで同僚に激しくハイタッチを交わした。

 巨人は八回一死一、二塁と好機を作ると、岡本が藤川から左中間に1号3ランを放ち、8ー4とリードを広げた。

 先発の田口は5回2/3を11安打4失点。その後は谷岡、沢村、上原、カミネロとつないだ。

試合結果へ

Let's block ads! (Why?)

Read Again http://www.sanspo.com/baseball/news/20180331/npb18033114230007-n1.html

三重・福田が期待に応える快投「投げ抜きたかった」

乙訓対三重 三重先発福田桃也(撮影・上田博志)
乙訓対三重 三重先発福田桃也(撮影・上田博志)
  • 乙訓対三重 乙訓に完投勝ちしガッツポーズする三重エース福田桃也(撮影・上田博志)

<センバツ高校野球:三重2-1乙訓>◇31日◇3回戦

 三重が乙訓(京都)を接戦の末に退け、92年の64回大会以来、26年ぶりのベスト8入りを果たした。

 1回に先制し、3回に追い付かれた。直後の3回裏2死無走者から浦口輝外野手(3年)が右翼ポール際に勝ち越し本塁打を放ち、これを先発の福田桃也投手(3年)が8安打1失点の好投で守りきった。

 エースナンバーを背負う福田は、高校入学後に、初戦の日大三を完封した定本拓真投手(3年)や山本大雅投手(3年)ら上手投げの本格派がいたため、生き残るためにスリークオーターからサイドスローに転向した。「外に逃げる球が欲しい」とツーシームも習得。この日、8回1死二、三塁のピンチで相手の4番を三振に打ち取るなど随所でツーシームを有効に使った。

 福田は「ちょっと(甲子園の)雰囲気にのまれていたんですが、浦口の本塁打で勝ち越して落ち着けた。前の試合で定本が完封していたので、最後まで投げ抜きたかった」と笑顔を見せた。小島紳監督(28)も「うちは福田がエースのチーム。大事な試合なので任せました」と背番号1の快投に満足そうだった。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201803310001114.html

三重・浦口、巧みなソロ本塁打「崩されながらもフルスイングできた」/センバツ

1回、安打を放つ三重・浦口=甲子園球場(永田直也撮影)

1回、安打を放つ三重・浦口=甲子園球場(永田直也撮影)【拡大】

 第90回選抜高等学校野球大会第9日第3試合(三重2-1乙訓、31日、甲子園)三重の2番浦口が1-1の三回に勝ち越しのソロ本塁打を放った。内角のスライダーを巧みに右翼ポール際に運び「崩されながらもフルスイングできた。投手の福田を助けられた」と息をついた。

 一回、内野安打で出塁して盗塁を決め、4番大川の中前打で先制のホームを踏んだ。「甲子園は小さいころからの夢なので、楽しもうと思ってプレーしている」と充実感をにじませた。

三重・小島監督「緊迫した中で福田がよく投げてくれた。精神的な強さが背番号1をつけている理由」

三重・定本主将「福田がしっかり踏ん張った。勝ち上がる過程では接戦もある。その意味でもよかった」

三重・東捕手(福田を好リード)「丁寧に投げろと指示した。相手は外角をうまく打つので、内角の使い方を工夫した」

試合結果へ試合日程へ組み合わせへ

Let's block ads! (Why?)

Read Again http://www.sanspo.com/baseball/news/20180331/hig18033117080019-n1.html

オリックス1位田嶋「ホッ」プロ初勝利で新人星一番

先発の田嶋は5回を投げ1失点と好投する(撮影・今浪浩三)
先発の田嶋は5回を投げ1失点と好投する(撮影・今浪浩三)

<ソフトバンク4-8オリックス>◇31日◇ヤフオクドーム

 オリックスのドラフト1位田嶋大樹が、うれしいプロ入り初先発初勝利を挙げた。

 強打のソフトバンク打線相手に5回を投げ1安打1失点。初回に川島にソロを浴びたが粘り強い投球でルーキー勝利一番乗りを果たした。

 田嶋は「うれしいし、ホッとしています。監督によくやったと言ってもらえたので次も頑張りたい。緊張はありました。初回フワフワしていて自分の投球ができなかったけど、回を追うごとに自分の投球ができた。チームを勝たせる気持ちでマウンドに上がった。次につながる投球ができた。今度また本拠地でオリックスファンの前でいい投球ができるように頑張りたい。次もしっかり勝ってオリックスの優勝に貢献できるようにしたい」と話した。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803310001074.html

元三塁手、驚きの力投「いけるところまで」花巻東・伊藤

(31日、選抜高校野球 花巻東1―0彦根東)

 花巻東を窮地から救ったのは、2番手投手の伊藤翼(3年)だった。127球を投げ、10回無失点の力投でチームを勝利に導いた。

 記念すべき甲子園初登板は突然やってきた。試合前にコーチから「この試合は新田と2人で」と言われていたというが、新田が先頭打者に頭部への死球を与えるなどわずか6球で降板。2番打者へのカウント2ボールからマウンドに上がった。「すぐだったので、(投球練習も)10球ぐらいしかしていない」状態だった。

 ただ、焦りはなかった。「テンポ良く投げて、打たせてとろう」。右横手から120キロ台の速球を中心に、シュート、スライダー、チェンジアップと、球速が近い4球種をストライクゾーンの内外に散らし、的を絞らせない。「いけるところまでいこう」と、走者を背負っても粘り続けた。

 最大のピンチは九回、内野安打と犠打などで2死一、三塁を迎えた。点をやりたくない気持ちで緊張してもおかしくない状況だが、「自分らが後攻だったので、点をとられても裏で返してくれると言われていた」。仲間を信じ、ストライクを投げ続けると、2球目の125キロのシュートで三邪飛に打ち取った。

 彦根東の増居相手に九回まで無安打無得点に抑えられ、嫌な雰囲気も漂ったが、「十回をリズムよく抑えたら点をとれると思っていた」と冷静さも失わない。言葉通り延長十回を3人で退けると、裏の攻撃でサヨナラ勝ちが待っていた。

 冷静沈着に甲子園初登板をこなした伊藤だが、もともとは三塁手。2月に左足首の外側を骨折したといい、「これまでの公式戦最長は2イニングです」と照れた。骨折後は練習が制限されたが、体幹トレーニングなどできることに取り組み、大舞台に備えてきた。

 何よりも報道陣を驚かせたのが、その強心臓ぶりだ。緊急登板に、相手投手・増居は九回まで無安打無得点投球。1球ごとに3万7千人の大観衆がざわつく雰囲気でも、自分を見失うことはなかったという。真っ赤に染まった相手応援団や大声援も「テレビから見ているみたい」と振り返り、「甲子園は楽しかったです」と無邪気に笑っていた。(遠田寛生)

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.asahi.com/articles/ASL3054K8L30UTQP02L.html

幻のノーヒットノーラン 「相手の勝ち」彦根東の増居

(31日、選抜高校野球 花巻東1―0彦根東)

 固唾(かたず)をのむ観衆をよそに、彦根東の左腕増居は涼しい顔をしている。0―0の九回2死二、三塁。「ピンチは一番良い球で勝負する。迷いはなかった」

 この日最速の140キロが右打者の外角いっぱいへ。被安打0のまま、27個目のアウトを14個目の三振で奪った瞬間、甲子園が、はじけるように沸いた。

 「リリースの前で一度、ボールが消える」「スピンの量が多い」。花巻東の選手たちが言う。テイクバックの小さい独特のフォームから放たれる直球は、球速も120キロ台から140キロまで様々。「力の入れ具合を1球1球変える」という高度な技術だ。

 加えて、打者の狙いを瞬時に見抜く冷静で的確な観察眼。一回の2番打者の時点で相手打線の直球狙いに気づき、すぐに変化球を増やして目先を変えた。

 そして、「自分のスタイルは勝負どころでギアを上げること」。走者を出すと130キロ台後半の直球を連発するのだ。

 無安打は序盤から頭にあった。だからこそ、「打たれた後をしっかり抑えようと意識していた」。

 皮肉にも、その場面で唯一と言っていい「苦手」に出くわした。初安打を許した十回無死一塁。バントの構えをする代打の八幡に四球を与えてしまう。

 八幡は身長159センチ。「増居は小柄な左打者が苦手なんです」とは捕手の高内。さらに安打を許し、最後は中犠飛で屈した。

 涙はない。幻と消えたノーヒットノーランにも「最後に2本打たれた。相手の勝ちそのものです」。泣き言、言い訳は一切なし。スタンディングオベーションで迎えた真っ赤なアルプス席へ、静かに頭を下げた。(山口史朗

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.asahi.com/articles/ASL30547JL30PTQP00T.html

ヤクルト青木、復帰打「can」の精神で戦う集団に

8回表ヤクルト2死一、二塁、青木は適時打を放つ(撮影・滝沢徹郎)
8回表ヤクルト2死一、二塁、青木は適時打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

<DeNA3-7ヤクルト>◇30日◇横浜

 さすが千両役者だ。米メッツから7年ぶりにヤクルトに復帰した青木宣親外野手(36)が、復帰後初安打初打点で開幕戦勝利を決定づけた。5-1の8回2死一、二塁、フルカウントからの8球目。DeNA国吉の真ん中高めの失投を逃さなかった。短く持ったバットで左翼へ。復帰後初安打が貴重な追加点を生み「あそこで1本って気持ちでした。ダメ押し点がほしかったところなので良かったです」と、ほほ笑んだ。

 日本で首位打者3度の「安打製造機」が6年間のメジャー舞台で磨いてきたのは打撃技術だけではない。復帰直後、昨季96敗を喫したチームについて「メンタルがやられますよね。あれだけ負けるとマイナスイメージしか湧かないというか、なかなか立ち直れないと思う」と仲間たちの精神面の影響を気に掛けた。

 戦う集団になろう-。背中と言葉で引っ張った。6日の中日とのオープン戦では、4回で0-7となった後にベンチ内で選手を集めた。「シーズンではこういうこともある。諦めずいこう」と呼びかけ、9回に3点差まで迫った。開幕前日のミーティングでも自ら発言を求めた。「長いシーズン、良い時も悪い時もある。そんなとき『must(~しないといけない)』じゃなくて『can(~できる)』の精神でやっていこう。俺たちはできるんだと思って」。熱いメッセージで、昨季に屈辱的な1年を過ごしたチームの闘争本能をたぎらせた。小川監督も「人間的にも考え方も大きく成長した。選手たちには大きな存在」とうなずいた。

 だからこそ、チームは完全アウェーの敵地でもひるまなかった。初回無死一塁、初球に二盗を決めた山田哲がつけた勢いを全員で加速させた。攻めの姿勢を貫いた末の開幕戦白星にも、青木は「とにかく1つ勝つのが大事。そうしないと2つ目はない。そういうつもりで戦っていきたい」と浮かれずに締めた。帰ってきた青木を先導役としたヤクルトの、逆襲のシーズンが幕を開けた。【浜本卓也】

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803310000100.html

西武11-2日本ハム レオ、目覚めバッチリ

【日本ハム-西武】三回表西武1死一、二塁、右中間への適時二塁打を放つ森=竹内幹撮影

 (1)札幌ドーム(西武1勝)

西武   017000030=11

日本ハム 000002000=2

 <勝>菊池    1勝 登板1

 <敗>ロドリゲス 1敗 登板1


7連打で7点

 西武は投打がかみ合い快勝。二回に外崎の適時打で先制。三回は森の適時二塁打など7連打で一挙7点、八回は秋山の2点二塁打などで加点した。西武の菊池は7回2失点。日本ハムの先発・ロドリゲスは制球が甘く、三回途中8失点の大乱調だった。

森、きっちり応えた

 開幕の日を待ちわびていたかのように、西武打線が序盤から快音を連発した。その中心で力を見せたのが、5番・指名打者で、自身3年ぶり2度目の開幕戦先発となった森だ。

 まずは二回の第1打席。1死から甘く入った変化球を捉えて、右中間を破る三塁打で好機を演出。その後、外崎の適時打で先制の本塁を踏んだ。さらに三回も、右中間への適時二塁打を放ち、打線を活気づける。チームはこの回、7連打を含む8安打7得点とたたみかけ主導権をつかんだ。

 冷静に日本ハムの先発・ロドリゲスが武器とする、手元で動く速球に対応した。「外国人特有の球を沈めてゴロを打たせる投手。強引に行き過ぎると、術中にはまる」と辻監督。相手の制球も乱れる中、各打者は甘い球を着実に捉えた。

 昨季、リーグトップの690得点を挙げた強力打線の威力を、今季も開幕戦でこれでもかと見せつけた。それでも辻監督は「たまたまだって」と謙遜し、「走塁面などでもっと突き詰められる部分がある」。自慢の強打に、さらなる細密さが磨かれた先に、10季ぶりのリーグ制覇も見えてくる。【角田直哉】

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://mainichi.jp/articles/20180331/ddm/035/050/048000c

【巨人】菅野まさか…ワースト12被安打で開幕戦初黒星

 プロ野球がナイター6試合でセ・パ同時に開幕した。巨人の菅野は阪神相手に7回5失点。自身4度目の開幕戦で初黒星を喫した。

 2回、福留に左翼ポールを直撃する先制ソロ、3回には大山に右越え2ランを被弾。被安打12は自己ワーストだった。打線は8安打で1点どまり。開幕連勝は5で止まったが、ルーキーの田中俊と大城はともに代打でプロ初安打を放った。開幕戦では05年の実数発表後、東京D最多4万6318人が訪れた試合で、シーズンへの光明ものぞかせた。

 快音を残し、白球は右翼席に飛び込んだ。菅野の内角を狙った速球が真ん中付近に入り、大山に完璧にとらえられた。3回2死一塁から逆方向への2ラン。点差は4点に広がった。

 「逆球でしたし、あそこでホームランは一番やっちゃいけないことでした」

 2年ぶり4度目の開幕投手。初回は8球で3者凡退と球の走りは良く見えた。だが、2回に福留に外角の速球をうまく打たれ、左翼ポール直撃の先制ソロ。その後、下位打線の3連打から不運な内野安打も重なりさらに1失点した。中盤は粘って7回120球の力投も、プロ6年目で自己最多となる12安打を浴びた。

 「早打ちしてくるのは分かっていたのですが、阪神打線が意図のある攻撃というか、右打者は逆方向、左打者も狙い球を絞っている感じがした。今日はやられました。特に(3安打の)福留さんは全部いい当たり。一選手として情けない。(開幕戦を)143分の1とは考えていませんし、期待に応えられなかったのは悔しい。申し訳ないです」

 試合前の全体ミーティング。由伸監督の訓示の後、主将・坂本勇がナインの前に立って語気を強めた。

 「1年は長いですが、いい時も悪い時もあると思います。力強いチームメート、スタッフ、コーチがいます。全員で助け合いながら強いチームを作りましょう」

 菅野は昨季終了後に選手会長に就任。オフからチームを強くするため、何度も議論を交わしてきた坂本勇の言葉で気持ちが高まった。独特の緊張感の中で制球が微妙に狂い、別所毅彦、斎藤雅樹に並ぶ球団最多タイの開幕戦4勝目は逃した。それでも、表情を変えず最後まで攻めの姿勢を貫いた。「若い選手はマウンドでの立ち振る舞いを見ている」との言葉通りの姿だった。

 由伸監督は「ボールはそんなに悪くないと思った。誰もが緊張はあると思う」と振り返った。斎藤投手総合コーチは「全体的に球が高かった。甘いところを打たれた。菅野は制球が良いので、相手も狙ってきたんだと思う」と分析した。

 昨年は圧倒的な成績で沢村賞を獲得。今年は「20勝 200イニング」を掲げて強い覚悟を持って臨む。

 「5点取られましたが、その中でもプラス材料はあった。前を向いて、受け入れてやっていきます」

 打線は1得点とつながりを欠き、6年ぶりの開幕黒星スタートとなったが、田中俊、大城の初安打など光明もあった。絶対エースでも、こういう日はある。長いシーズンは始まったばかり。悲観する必要はない。(片岡 優帆)

Let's block ads! (Why?)

Read Again http://www.hochi.co.jp/giants/20180331-OHT1T50074.html

柏下平監督「伊東純也の成長もすごく大きな1勝」

柏対神戸 試合後、記者会見に臨む柏下平監督(撮影・山崎安昭)
柏対神戸 試合後、記者会見に臨む柏下平監督(撮影・山崎安昭)
  • 柏対神戸 前半、シュートを放つ柏FW伊東(撮影・山崎安昭)

<明治安田生命J1:柏2-1神戸>◇第5節◇30日◇三協F柏

 柏レイソルの下平隆宏監督(46)は、ヴィッセル神戸戦で2発決めたFW伊東純也(25)について「1点目も素晴らしい得点だと思いますし、2点目もしっかり(ボールに)詰めて、大事な勝利を導くようなゴールを挙げてくれた。彼の成長も、すごくチームにとしては大きい1勝だった」とたたえた。

 下平監督は、1-2で敗れた17年12月23日の天皇杯準決勝・横浜F・マリノス戦の後半30分、伊東を武富孝介(27、現浦和レッズ)に交代した。試合後の会見で、その理由について聞かれると、東アジアE-1選手権に日本代表として出場し、チームに戻ってきた伊東に注文を付けた。

 下平監督 攻撃のところでは、代表から帰ってきて、自分がああいうこと、こういうことが出来るというような欲が出たというか、少し個人のプレーに走っているようにも見えた。守備面でも、チームのためにやってくれているかというところでは、物足りない。

 神戸戦後の会見では、天皇杯準決勝後の発言も踏まえ、取材陣から「あの時点から伊東選手はどこが成長したのか?」と質問が飛んだ。下平監督は「代表に呼ばれたことも当然、力になっていると思うが、自分がこのチームを引っ張っていくんだと意識がすごく現れた。今日の守備のところでも現れているし、攻撃でも1トップになってカウンターに持っていったりとか。今までは淡泊なところがあって、それが彼の足りないところだというのがあったが、責任感も出て攻守にしっかり関わるようになったのが、彼の成長だと思う」と強調した。【村上幸将】

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/soccer/news/201803310000031.html

ロッテ藤岡裕 鮮烈デビュー!ルーキー21年ぶり開幕戦猛打賞

<ロ・楽>7回1死、藤岡裕は中前打を打つ
Photo By スポニチ

 ロッテのドラフト2位の藤岡裕大内野手(24)=トヨタ自動車=は2番・遊撃で出場し、初回無死二塁、左越え二塁打を含む3安打を放った。

 ルーキーの開幕戦猛打賞は09年の山崎(横浜)以来11人目で球団では97年小坂以来21年ぶりとなった。

 「(則本は)ストレートの良い投手なので、振り負けないようにしっかり自分のスイングをしようと思っていました」。

 8回2死一、二塁、延長11回2死と本塁打が出ればサイクル安打のチャンスはともに三振だったが、それを差し引いたとしても鮮烈デビューだった。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/03/30/kiji/20180331s00001173031000c.html

楽天12回藤田V打、高梨プロ初S ロッテ益田1敗

ロッテ対楽天 12回表楽天2死一、二塁、勝ち越し適時打を放ち雄たけびを上げる藤田(撮影・中島郁夫)
ロッテ対楽天 12回表楽天2死一、二塁、勝ち越し適時打を放ち雄たけびを上げる藤田(撮影・中島郁夫)
  • ロッテ対楽天 12回表楽天2死一、二塁、右前適時打を放ちベンチに向けてポーズを決める藤田(撮影・横山健太)

<ロッテ2-3楽天>◇30日◇ZOZOマリン

 ロッテ先発は涌井、楽天は則本。両軍とも1回に走者を三塁まで進めたが無得点。両先発は立ち直り、3回まで両軍無得点。

 ロッテは5回、中村の適時三塁打で先制。涌井は中盤から制球の精度が上がり、6回まで被安打5、無失点の好投。

 楽天は8回2死一、二塁から、銀次の2点適時三塁打で逆転に成功。ロッテは9回1死二塁に鈴木の適時打で追い付き、延長戦に。

 楽天は延長12回2死一、二塁から藤田の右翼線に落ちる適時打で勝ち越し。その裏を高梨が抑え、プロ初セーブ。福山が勝利投手。ロッテ益田が1敗。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803300000371.html

楽天藤田「星野さんへいい報告できるよう」執念V打

ファンの声援に応える楽天藤田(撮影・横山健太)
ファンの声援に応える楽天藤田(撮影・横山健太)
  • 12回表楽天2死一、二塁、勝ち越し適時打を放ち雄たけびを上げる藤田(撮影・中島郁夫)

<ロッテ2-3楽天>◇30日◇ZOZOマリン

 楽天藤田一也内野手(35)が、延長12回に決勝の右前適時打を放った。

 2死無走者からウィーラー、銀次が粘って四球を選び作った好機。ロッテ益田の内角球に食らい付き、しぶとく落とした。

 延長11回にもヘッドスライディングの内野安打で出塁。執念を示した。「ラッキーな所に落ちてくれた。自分がアウトになったら勝ちがなくなる。最高の形になって良かった。星野さんを亡くして、悔しい気持ちでキャンプインし、開幕を迎えた。いい報告ができるように、ファンと一緒に戦っていきたい」と、泥だらけのユニホームで語った。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803310000003.html

2018年3月30日金曜日

柏伊東純也「選考までいきたい」代表へ不退転の覚悟

柏対神戸 前半、シュートを放つ柏FW伊東(撮影・山崎安昭)
柏対神戸 前半、シュートを放つ柏FW伊東(撮影・山崎安昭)
  • 柏対神戸 2得点で勝利に貢献した柏FW伊東は拡声器を手にサポーターへ感謝する(撮影・山崎安昭)

<明治安田生命J1:柏2-1神戸>◇第5節◇30日◇三協F柏

 柏レイソルFW伊東純也(25)は、ヴィッセル神戸戦で後半に2発決め、チームを勝利に導きながら、満足していなかった。試合後、取材陣からベルギー遠征のメンバーから漏れた日本代表について話を向けられる中で「選考に選ばれるところまでいきたい」、「結果を出していくしかない」と代表への思いを吐露した。

 伊東は試合後のミックスゾーンで「ベルギーに遠征した日本代表の試合を見たなら、言いにくいでしょうが率直な印象は?」と聞かれると「いやっ…特にはないですね。まぁ…でも、自分が入ったからといって、変わったとは思わないですけど」と、苦笑交じりに言葉を濁した。

 「なぜ『変わったとは思わない』と思うのか?」と別な記者から質問が飛ぶと、表情にやや変化があった。「まぁ…何となくです」と答えた刹那に「変えたいとは思わないんですか?」と、たたみ掛けるように聞かれると「変えたい? いや、まぁ…そうですね。まずは選ばれてからだと思います。Jリーグで結果を出して、ACLでも結果を出して、選考に選ばれるところまでいきたいと思います」と口にした。

 後半23分、自陣からのボールをハーフウエーライン右で受けると、ドリブルで約35メートルを独走し、DF2人を振り切ると、左足でゴール左隅にたたき込んだ。「シュート練習で1番、多く練習している形だった。ファーに速いボールを蹴ろうと思った。GKもDFで見えていないと思って、思い切り蹴った」。練習を結果に結び付けた。

 直後の同29分に同点とされ、迎えた後半41分。途中出場のFW山崎亮平とポジションを変えて左にいた伊東は、右サイドを抜け出したDF小池龍太のパスを受けた山崎が、右足で放った強烈なシュートをGKキム・スンギュが弾くと、こぼれ球を右足で蹴りこんだ。「最初、クロスに入ろうと思った。こぼれ球に反応できて良かった」と振り返った。

 5月14日のW杯予備登録(35人)前最後の代表の活動となったベルギー遠征は、1分け1敗で終わった。同31日に発表される見通しのW杯に臨む23選手の発表前最後の試合は、同30日のガーナ戦しかない。伊東にとって、アピールの場は柏での公式戦しかない。

 幸い、4月はリーグ戦とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を合わせて8試合と試合が多い。そこに全てをかける。「やっぱり、結果を出していくしかないと思うので。目に見える結果を出して、選ばれるように頑張りたい。4月に試合が多いので1試合、1試合、大事にして連勝して、結果を出して目立つようにしたい」。最後は代表への思いが、口をつくように出た。【村上幸将】

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/soccer/news/201803300000972.html

巨人・高木が3季ぶりの登板…野球賭博で1年間の失格処分

8回 登板した巨人・高木=東京ドーム(撮影・荒木孝雄)

8回 登板した巨人・高木=東京ドーム(撮影・荒木孝雄)【拡大】

 (セ・リーグ、巨人1-5阪神、1回戦、阪神1勝、30日、東京D)1週間前に育成選手から支配下選手登録された巨人の高木が3季ぶりに登板した。2番手で八回のマウンドへ。先頭打者に安打を許したが、後続を抑え「冷静に打者と勝負できたので良かった」と胸をなで下ろした。

 野球賭博への関与による1年間の失格処分から出直し、戦列に戻ったサウスポーは開幕セレモニーで観客から大声援を浴びた。「ようやく戻ってきたんだなという気持ちになった。きょうはずっと緊張しっぱなしでした」と照れ笑いを浮かべた。

 高橋監督(1得点に終わり)「あと一本というのはどこのチームも難しい。最終的にそこの差が出る」

 小林(菅野に)「もっと大胆に入ってもよかった。慎重になりすぎた」

 陽岱鋼(2安打1打点)「巨人に来て初めての開幕戦。やることをやれば、いい方向に行くと信じてやってきた」

試合結果へ

Let's block ads! (Why?)

Read Again http://www.sanspo.com/baseball/news/20180330/gia18033023120007-n1.html

柏が伊東純也の2発で神戸に競り勝つ/柏-神5節

柏対神戸 前半、シュートを放つ柏FW伊東(撮影・山崎安昭)
柏対神戸 前半、シュートを放つ柏FW伊東(撮影・山崎安昭)
  • 柏対神戸 前半、パスを出す神戸MFポドルスキ(左)(撮影・山崎安昭)

<明治安田生命J1:柏2-1神戸>◇第5節◇30日◇三協F柏

 柏レイソルが、FW伊東純也(25)の後半の2発でヴィッセル神戸に打ち勝ち、2日の横浜F・マリノス戦以来、リーグ戦で3試合ぶりの勝利を挙げた。

 前半は、自慢の攻撃でグイグイ攻める柏を、神戸が中盤でのタイトな守りではね返し、反撃する展開が続いた。柏が前半27分、DFユン・ソギョンが左サイドをドリブルで前進し、DFをかわしてシュートも、枠を外した。

 神戸は同36分、青森山田高から加入のルーキーFW郷家友太(18)が、MF藤田直之の右からの浮き球パスに反応し、抜け出して決定的なタイミングでシュートを放つが、枠を外した。前節18日のセレッソ大阪戦でリーグ戦初出場&先発し、思い切りのいいプレーで2-0勝利に貢献し、2戦連続で先発を勝ち取った郷家は、前線で決定的なチャンスをうかがい続けた。

 後半は、神戸が序盤から仕掛け3、6分と柏ゴール前で決定機を作った。迎えた後半23分、伊東は自陣からのボールをハーフウエーライン右で受けると、そこからドリブルで35メートルを独走し、DF2人を振り切り、左足でゴール左隅にたたき込んだ。

 同29分、かつて7シーズン、柏でプレーした神戸FW田中順也(30)がバックヘッドを決め、同点。日本代表ベルギー遠征帰りのGK中村航輔の牙城を打ち砕いた。

 柏にとって、嫌なムードが漂い始めた後半41分、打開したのは、やはり伊東だった。右サイドを抜け出したDF小池龍太のパスを受けたFW山崎亮平がシュート。GKキム・スンギュが弾いたこぼれ球に詰めた伊東が、右足を振り抜いて決めた。

 伊東は試合前に、J1通算100試合出場をたたえ、家族から祝福された。試合後、2点目のゴールについて聞かれ「(こぼれ球が)いいところに転がってきたので、押し込むだけだった。押し込めて、良かった」と振り返った。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/soccer/news/201803300000893.html

伊東“純也”が圧巻の二発!柏が今季2勝目 神戸は田中“順也”古巣弾も及ばず

伊東“純也”が圧巻の二発!柏が今季2勝目 神戸は田中“順也”古巣弾も及ばず

伊東“純也”が圧巻の二発!柏が今季2勝目 神戸は田中“順也”古巣弾も及ばず【拡大】

 30日に明治安田生命J1リーグ第5節が行われ、柏レイソルとヴィッセル神戸が対戦した。

 ホーム直近10試合でわずか1敗と本拠地で無類の強さを誇る柏。対神戸戦でも現在9試合連続で無敗中と相性の良い相手を迎えた。

 柏は欧州遠征を戦った日本代表GK中村航輔がスタメン入りしたほか、前節2ゴールをマークした江坂任がトップ下で先発。対する神戸は、リーグ戦初勝利を収めた前節から攻撃陣に変更なし。セレッソ大阪戦でリーグ初ゴールを挙げたルーカス・ポドルスキもスタメン入りを果たした。

 前半は中盤で球際の激しい争いが続き、互いにボールを前に運ぶことができない。神戸はポドルスキが最終ラインまで下がってゲームの組み立てに参加。縦への意識を強めるが、チーム全体が前への推進力を上げられず。前半はノーゴールに終わった。

 対する柏は、39分に渡部博文のトラップミスを伊東純也が奪い、GKとの1対1を迎えるが、放ったシュートはわずか右に逸れてしまう。その直後にもルーズボールを拾った大谷秀和がシュートを放ったがこれも枠外。決定機を2回迎えたが、モノにできず。スコアレスで前半を折り返した。

 後半に入ると55分、神戸は左サイドから橋本和が三田啓貴にパスを送ると、トラップからすぐさまボレーでゴールを狙ったが、これはわずかにクロスバーの上にはずれてしまう。61分にもポドルスキがPA手前からシュートを放つも、DFにブロックされてしまう。

 一方の柏は68分、右サイドのハーフウェーライン付近で伊東がボールを持つと、ドリブルで独走。中へ切り込み左足一閃。これがゴール左に突き刺さり、ホームの柏が先制。

 ビハインドを負った神戸は73分に大槻周平を下げてハーフナー・マイクを投入し、より攻撃的な陣形に。すると直後の74分、神戸は左CKのチャンスを得ると、藤田直之がキッカーに。ニアサイドに送ったボールを田中順也が押し込み、同点に。田中の古巣相手の一撃で試合は振り出しに戻った。

 追いつかれた柏は86分、小池龍太の折り返しを途中出場の山崎亮平がフリーで合わせる。これはGKキム・スンギュにセーブされるも、こぼれ球に伊東が押し込んで柏が勝ち越しに成功。結局伊東のこのゴールが決勝点となり、柏が神戸を2-1で下して今季2勝目をマークした。(Goal.com)

試合結果へ

Let's block ads! (Why?)

Read Again http://www.sanspo.com/soccer/news/20180330/jle18033021590010-n1.html

金本監督、開幕星「まさかの菅野から先制」一問一答

 阪神金本知憲監督(49)が開幕戦の快勝に笑顔を見せた。

 昨季、1勝2敗で防御率1・74と抑えられた菅野が相手。2回に福留が先制ソロ本塁打を放つと、高山も二塁への適時内野安打で加点。3回には大山の2ランが飛び出すなど、効率的に得点を刻み、先発メッセンジャーも危なげない投球を見せ、継投で逃げ切った。

 金本監督のテレビインタビューは以下の通り。

  -いまの心境は

 金本監督 うれしいのひと言ですね。

 -球界NO・1と評していた菅野を序盤に攻略

 金本監督 そうですね。本当に福留が1発、景気づけに打ってくれて、まさかの菅野から先制といいますか、これだけ打てるとは、ちょっと思ってなかった。よく打つほうがゲームを作ってくれました。

 -高山も気持ちが入っていた

 金本監督 彼も、今年やってもらわないといけないので、スライディングも良かったですね。

 -大山も2ラン

 金本監督 右方向に素晴らしい打撃を、完璧でしたね。あれで今日行けるんじゃないかという気になりました。

 -開幕オーダーはいつ決めたのか。悩んだか

 金本監督 それは言えないですけど(笑い)。今日の試合前にコーチ全員で話し合って決めました。

 -先発野手全員安打。ロサリオも適時打だ

 金本監督 ロサリオもいいところで打ってくれまして、タイムリーが出て。ヒットが出るまでも、しっかりとベンチを盛り上げてやってくれていたのでね。いいムードで試合できました。

 -メッセンジャーが好投だ

 金本監督 うまいこと、先頭打者の陽岱鋼にいきなりカーブを打たれたんですけど、梅野もそのあと、カーブを消さずに、カーブで緩急をつけて、根気よく投げていました。メッセもさすがです。

 -ベンチで言葉を掛けた

 金本監督 「ありがとう」のひと言です。

 -マテオ、ドリスも好救援

 金本監督 2人とも球が走っていましたし、本当にキャンプからしっかり準備をしてくれたおかげで、今年もリリーフに関しては盤石で行けそうな気がします。

 -好スタートだ

 金本監督 つなげないといけないですし、とにかく今日打ったからといって、絶対に油断だけはしないように。そこだけです。

 -31日は藤浪が先発

 金本監督 彼には責任を持って、チームを背負って今年1年、自分が何をすべきか、すべてを背負って責任を持って投げてほしい。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803300000946.html

阪神メッセンジャー7回1失点大役「サイコウデス」

巨人対阪神 7回裏巨人攻撃終了、ランディ・メッセンジャーは1点を失うが後続を断ち切りガッツポーズ(撮影・宮崎幸一)
巨人対阪神 7回裏巨人攻撃終了、ランディ・メッセンジャーは1点を失うが後続を断ち切りガッツポーズ(撮影・宮崎幸一)

<巨人1-5阪神>◇30日◇東京ドーム

 阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)が巨人との開幕戦に先発し、7回1失点で勝利した。打線の援護を受け、7安打1四球、5奪三振、108球の快投だった。4年連続の大役を終え、ヒーローインタビューでは笑顔がはじけた。

 -大歓声聞いて

 最高ですね、いつも言ってますけど、この世で最高のファンの方々の前で勝てたのがうれしいです。

 -監督も絶対の信頼を置いて、キャンプインの前日にオープニングゲーム告げられました。

 監督を失望させるわけにはいかなかったですし、信頼してくださってることよく分かってたので、とにかくやってやろうという気持ちで頑張りました。

 -燃えるカードが巨人戦。そこで勝利した

 ソウデスネ、サイコウデス(日本語で)

 -チームを代表してファンに抱負を

 最高のスタートを切れたので、いつも言ってますけど、球場に足を運んで、これからも応援よろしくお願いします。

 -最後にひとこと、日本語で

 ガンバリマス!

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803300000891.html

伊東“純也”が圧巻の二発!柏が今季2勝目…神戸は田中“順也”古巣弾も及ばず/J1第5節

[unable to retrieve full-text content]

  1. 伊東“純也”が圧巻の二発!柏が今季2勝目…神戸は田中“順也”古巣弾も及ばず/J1第5節  Goal.com
  2. 柏社長、観客の侮辱行為を「重く受けとめている」。侮蔑行為は「引き続き調査」  フットボールチャンネル
  3. J1柏、警備員倍増へ サポーターの侮蔑的行為受け  朝日新聞
  4. Full coverage
Read Again http://www.goal.com/jp/ニュース/伊東純也が圧巻の二発柏が今季2勝目神戸は田中順也古巣弾も及ばずj1第5節/1b91ifyvvmjjq1r8r0qpn4d24x

阪神が開幕戦制す!巨人菅野から5点奪う/写真詳細

<巨人1-5阪神>◇30日◇東京ドーム

 いよいよプロ野球が開幕しました。ニッカンスポーツ・コムでは30日に行われる6カードの中から巨人-阪神戦の模様を、写真を中心にお届け。

◆リニューアル!一球速報


Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803220000034.html

主将の一発で突破口=阪神打線、菅野攻略-プロ野球

2回、先制ソロを放ち、ベンチで喜ぶ阪神の福留(奥)=30日、東京ドーム

 巨人の開幕投手は絶対的なエース菅野。昨季、阪神が苦しめられた右腕に対し、「東京ドームは狭い。福留か糸井がガツンと打ってくれれば勝機はあるんだけど」とにらんでいた金本監督の願いが通じた。菅野に相性のいい福留が攻略の突破口を開いた。
 二回1死、1ボール1ストライクからの3球目。高めに浮いた速球を見逃さなかった。打球は左翼ポールを直撃する先制ソロ。「出塁することを考えた。切れなくてよかった」。昨年に続く開幕戦での一発となった。
 その後、大山、糸原、梅野の3連打で満塁。2死後に高山の二塁内野安打で2点目。気迫のヘッドスライディングが実を結んだ。三回には福留の中前打に続き、大山が外のボールを巧みに右翼へ2ラン。昨季4試合で計6点しか奪えなかった天敵から序盤で4点を奪った。
 開幕前、福留は今季に懸ける思いを熱く語った。「チームで戦う集団となって勝ちにこだわる。執念を持ってやりたい」。その強い気持ちを表した開幕戦。主将の一発は打線に活気を与えた。(2018/03/30-20:55)

【野球記事一覧へ】【アクセスランキング】

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.jiji.com/jc/article?k=2018033001223&g=bsb

公式戦初本塁打がサヨナラに 創成館・松山

 ○創成館(長崎)2-1智弁学園(奈良)●(延長十回)

 甲子園で初めて3番を任された男が大仕事をやってのけた。九回に追い付き、今大会初の延長戦に突入した十回。2死走者なしで打席に入ったのは今大会、ここまで7打数無安打の創成館・松山だった。「直球を狙っていたが苦手な変化球に体が勝手に反応した」。打球は追い風に乗ってぐんぐん伸び、中堅手の頭上を越えてバックスクリーン左に飛び込んだ。自身の公式戦初本塁打がサヨナラ本塁打となった。

 九回の攻撃で勝利をつかんでいても、おかしくない状況だった。深見、野口の連打と鳥飼の送りバントで1死二、三塁の好機を作る。平松の飛球を中堅手が落球して同点。さらに1死満塁で代打・埜川の打球を遊撃手がハーフバウンドでさばいたが、走者は直接捕球したと判断して走らず併殺打に。一打サヨナラの絶好機を逃して嫌な雰囲気になりかけたが、「すぐに切り替えた」と松山。そんな空気を「最もボールに食らいつける男」(稙田監督)が一振りで吹き飛ばしてみせた。

 昨秋の明治神宮大会は、2回戦で聖光学院、準決勝で大阪桐蔭を破って準優勝。甲子園常連校に勝って自信をつけたことが底力につながっている。今大会も競り合いを制して、夏を含めて甲子園で初となる1大会2勝を挙げた。「神宮大会での勝利がまぐれだと言われないように、甲子園でもさらに勝ち上がりたい」と稙田監督。ここで満足するつもりはない。【浅妻博之】

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://mainichi.jp/koshien/articles/20180331/k00/00m/050/071000c

【巨人】菅野、7回5失点で降板 阪神に先発野手全員安打浴びる

 巨人先発の菅野は阪神との開幕戦に先発し、7回12安打5失点で降板した。

 巨人・菅野が、2回1死から捕まった。福留への初球で新球・シンカーを見逃されると、3球目の外角高め直球を流し打ちされ、先制左越えソロ。さらに3連打で2死満塁とされ、高山に適時内野安打を許して、この回2点を失った。そして3回2死一塁からは、大山に右越え1号2ランを打たれ、3回までにまさかの4失点を喫した。

 その後は踏ん張ってG打線の反撃を待ち、5回の攻撃では無死一、二塁で自ら犠打を決めて好機を作ったが、後続が倒れた。

 菅野は7回に1死から3連打で5点目を失い、この回限りで降板。阪神打線に120球を投げ、先発野手全員安打の12安打を浴びた。

Let's block ads! (Why?)

Read Again http://www.hochi.co.jp/giants/20180330-OHT1T50158.html

2018年第1号は阪神福留!菅野から左越え先制弾

2回表阪神1死、福留孝介は左越え先制本塁打を放つ(撮影・宮崎幸一)
2回表阪神1死、福留孝介は左越え先制本塁打を放つ(撮影・宮崎幸一)
  • 巨人対阪神 2回表阪神1死、金本監督(右)は先制左越えソロ本塁打の福留を笑顔で迎える(撮影・松本俊)

<巨人-阪神>◇30日◇東京ドーム

 阪神福留孝介が1号先制本塁打を放った。

 2回1死。カウント1-1からの3球目だった。巨人先発菅野が投じた外角高めの直球に踏み込み、逆方向へ。打球は大きな弧を描いて左翼ポールを直撃した。福留が「打ったのはストレート。出塁することを考えて打席に入りました。切れずに本塁打になってくれて良かったです」と振り返った1号が、今季のプロ野球最初の本塁打となった。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/news/201803300000666.html

【大相撲】貴乃花親方が春巡業同行 2階級降格から再出発

 日本相撲協会から29日に2階級降格処分を受けた貴乃花親方(元横綱)が、4月1日に三重県伊勢市の伊勢神宮で始まる春巡業に審判として同行することが30日、同協会への取材で分かった。稽古の指導や取組の勝負審判を務める。再出発の最初の仕事で注目を集めそうだ。

 貴乃花親方は28日の職務分掌で審判部へ配属された。29日には春場所での無断欠勤や、弟子の十両貴公俊が起こした暴行問題の監督責任を問われ、「委員」から親方衆の序列で最下位(再雇用者の参与を除く)の「年寄」に降格した。

 巡業部長を務めていた昨年の秋巡業では、元横綱日馬富士による弟子の十両貴ノ岩への傷害事件が発生し、協会への報告を怠ったなどの理由で理事を解任された。

 左胸などのけがで6場所連続休場中の横綱稀勢の里や、貴乃花親方が心身のケアを優先する意向を示していた貴ノ岩、1場所出場停止処分を受けた貴公俊らが最初から休場する。春巡業は4月27日まで24日間開催される。

Let's block ads! (Why?)

Read Again http://www.sankei.com/sports/news/180330/spo1803300036-n1.html

創成館・松山、9打席目の初安打が人生初サヨナラ弾

創成館対智弁学園 10回裏創成館2死、左中間にサヨナラ本塁打を放つ松山
創成館対智弁学園 10回裏創成館2死、左中間にサヨナラ本塁打を放つ松山
  • 創成館対智弁学園 10回裏創成館2死、左中間にサヨナラ本塁打を放った松山はガッツポーズ

<センバツ高校野球:創成館2-1智弁学園>◇30日◇3回戦

 創成館(長崎)が劇的なサヨナラアーチでセンバツ初のベスト8入りを決めた。

 同点で迎えた、今大会初の延長戦となった10回、2死走者なしから、センバツから3番に抜てきされていた松山隆一外野手(3年)が、バックスクリーン左に打球を放り込み、歓喜のホームを踏んだ。「変化球にうまく反応しました。サヨナラホームランは初めて。打った後、走りながら行ってくれと思った」と言葉を弾ませた。今センバツ2試合目、9打席目で初めてマークした安打が、公式戦初アーチ(通算4本目)となり、人生初のサヨナラアーチ。本人自身も目を丸くした。

 創成館は春夏通じて初の甲子園2勝。稙田(わさだ)龍生監督(54)も「こういう場所でこういう試合ができてうれしい。2番手の酒井がいい投球をしていた。みんなで我慢、我慢と言っていた」と興奮気味に振り返っていた。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201803300000616.html

智弁学園-創成館9回裏、打球の判定を巡り一時中断

創成館対智弁学園 9回裏創成館2死満塁、川釣聖矢にマウンドを譲る伊原陵人
創成館対智弁学園 9回裏創成館2死満塁、川釣聖矢にマウンドを譲る伊原陵人

<センバツ高校野球:創成館2-1智弁学園>◇30日◇3回戦

 智弁学園-創成館の9回裏1死満塁に、打球の判定を巡り、試合が一時中断した。

 創成館の代打埜川が遊撃に小飛球を放った。智弁学園の遊撃手・畠山が地面に落下するかどうかの微妙な位置でキャッチ。創成館の各走者はフライアウトと判断し、塁上にとどまったが、鈴木隆球審は「ノーキャッチ」と判定。守備側は本塁と三塁に転送し、走者を封殺。遊ゴロの併殺プレーとなった。創成館は直接捕球をアピール。審判団が集まり、確認したが、判定は覆らなかった。

 この試合の審判幹事を務めた日本高野連の窪田哲之審判規則委員長(61)は試合後に報道陣に対応。「打球のテリトリーは球審で、ダイレクトではなく、ノーキャッチと判定した。創成館の走者はそれぞれ塁上にいたので、三塁走者と二塁走者がフォースアウトになった」と説明した。

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201803300000605.html

「夏は背番号1つけたい」国学院栃木3番手・宮の実験

(30日、選抜高校野球 智弁和歌山7―4国学院栃木)

 3人の継投で勝ち上がってきた国学院栃木だったが、3番手の宮がマウンドに上がったときには大差がついていた。それでも、「強打の相手に自分の真っすぐが通用するか。夏に向けての実験」と宮。八回には今大会注目打者の一人、智弁和歌山の林を直球で三振に仕留めるなど3試合計10イニングを無失点で締めた。「夏は背番号1をつけたい。3人で、なんて気持ちはない」

 選手の将来のことも考え継投にこだわってきた柄目監督も、夏に向けては「大エースを作る。それぞれ1本立ちしてほしい」。3人の競争が始まった。

 ●柄目監督(国) 選手だった18年前の選抜で負けた智弁和歌山に再び敗れる。「(相手の方が)打撃の圧力があった。ただ、決して遠くはない」

 ●水沢(国) 先発したが、2回5失点で降板。「外野フライで打ち取るつもりだったのに、智弁和歌山の打球は想像以上に伸びた。完敗です」

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.asahi.com/articles/ASL3Z2PDBL3ZUTQP00K.html

星稜11-2富島 逆転の星稜、救援演出

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

第7日(29日・阪神甲子園球場)

 ○…2回戦…○

 △午前9時2分開始(観衆1万5000人)

富島(宮崎)

  002000000=2

  10720001×=11

星稜(石川)


 星稜が打ち勝った。一回に河井の遊撃適時内野安打で1点を先取。1点を追う三回は打者11人による攻撃で一挙7得点。四回は山瀬の2点適時二塁打で突き放した。三回途中から登板の2番手・奥川が好救援。富島は三回に松浦、中川の連続適時長短打で一時リードを奪ったが、その裏に3失策が響いて大量失点につながった。

 星稜の2年生右腕・奥川がピンチを救った。三回、1点を勝ち越されて1死一塁の場面でマウンドへ。「直球を投げて打者の反応(振り遅れ)を見たら行ける」。4番・井本、続く中村をいずれも外角高めの直球で連続空振り三振に仕留めた。

 井本が「高めを見極めようとしたが球が伸びてきた」と振り返れば、バットを指1、2本分短く持った中村は「内外角の厳しいところを攻められた」。背番号11の直球が試合の流れを引き寄せ、その裏の大量得点を呼び込んだ。

 最速146キロを誇る奥川は昨秋、石川大会準々決勝以降の公式戦7試合全てに先発したが、北信越大会決勝で日本航空石川に0-10で大敗。「(打者に)スピード以上のものを感じさせることができなかった」と、球速だけでは通用しないと実感。冬場は球の回転数アップを目指し、リリースポイントを前に置くことを意識した。文房具のクリップを指先で動かして、球が指先にかかる感触を養った。

 石川・宇ノ気中3年生の時、山瀬とバッテリーを組んで全国中学校軟式大会優勝。現時点では林監督の評価は先発した3年生・竹谷の方が高く、エースナンバー「1」も譲った。ただし、この日の「逆転の星稜」を演出したのは、紛れもなく奥川。直球がシュート回転して「調子は良くなかった」というが、本領を発揮すれば星稜にとって大きな武器になる。【佐野優】

納得の3打点

 ○…星稜の2年生捕手・山瀬が小学生時代からバッテリーを組む奥川をバットで助けた。三回は3点リードの1死一塁で高めのボール球の直球をたたいて、中堅左へ適時二塁打。もっとも、本人は「(ランエンドヒットのサインで)ボール球なので、本当は振ったらいけなかったが、手が出てしまった」と反省しきり。それでも、四回も左越え2点適時二塁打を放ち、計2安打3打点。「振ったらいい所に飛んでくれた」と納得顔だった。

「逆転の富島」の意地 中川大輝右翼手=富島・3年

 冷静に相手投手の心理を読んだ。三回に追いつき、なおも無死三塁の好機で打席に入った。カウント2ボール。「必ずストライクを取りにくる」。星稜の先発・竹谷の真ん中の直球を逃さず引っ張って右前に運んだ。甲子園初安打が貴重な適時打になった。

 163センチ、68キロと小柄ながら、昨夏まで中軸を任されていた攻撃的な2番打者だ。昨秋の公式戦は9試合でチームトップの14打点。この日も監督から求められる勝負強い打撃を披露した。

 出場選手中3位の打率5割5分3厘を残し、バットコントロールも巧みだ。相手投手が奥川に代わった五回1死では、真ん中高めの変化球を逃さず右前へ運んだ。

 強豪私学を相手に一時リードし、「逆転の富島」の顔としての意地は見せた。「体で負けていても、気持ちだけは負けたくなかった」。相手チームから最も警戒された打者は甲子園でひときわ大きく見えた。【浅妻博之】

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://mainichi.jp/koshien/articles/20180330/ddm/035/050/127000c

大谷、8番指名打者で先発出場へ 大リーグ開幕戦

 大リーグは29日(日本時間30日)、2018年シーズンが開幕した。エンゼルスの大谷翔平は、日本時間30日午前5時開始のアスレチックスとの開幕戦に、8番指名打者で先発出場することになった。

 大谷はオープン戦では、打者として11試合に出場し、打率1割2分5厘。打撃フォームを変えるなど、米国の投手に対応しようと苦心している。投手としては、日本時間4月2日の開幕4試合目となるアスレチックス戦で先発登板が決まっている。(山下弘展)

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.asahi.com/articles/ASL3Z0HRHL3YUTQP02V.html

コース外で女児死亡 北海道・倶知安

 29日午後2時25分ごろ、北海道倶知安町のスキー場「ニセコグラン・ヒラフ」で、スキーをしていた横浜市中区本牧和田の小学4年、白浜里織さん(10)が、コースの外で倒れているのを他のスキー客が見つけた。白浜さんはドクターヘリで町内の病院に搬送されたが、頭などを強く打ち死亡が確認された。

 道警によると、白浜さんは競技スキーの合宿に26日から参加していた。誤って木などに衝突したとみて調べている。【安達恒太郎】

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://mainichi.jp/articles/20180330/k00/00m/040/195000c

大横綱「強硬」裏目に 貴乃花親方に降格処分

両国国技館を後にする貴乃花親方(左)と十両・貴公俊=東京都墨田区で2018年3月29日午後、太田康男撮影

弟子の十両・貴公俊の暴行で説得力失う

 大相撲の貴乃花親方(元横綱)が29日、日本相撲協会の理事会で2階級降格の処分を受けた。弟子の十両・貴ノ岩が被害者となった元横綱・日馬富士の傷害事件が発覚した昨年11月以降、協会に強硬姿勢を示し、不祥事が相次ぐ角界改革の旗手に見立てられたが、弟子の十両・貴公俊の暴行で説得力を失った。貴乃花親方は「ゼロからスタートして行く」とコメントした。

 貴乃花親方は29日午後1時20分ごろ、東京・両国国技館で行われた理事会に、処分の通告を受けるため呼…

この記事は有料記事です。

残り1681文字(全文1919文字)

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://mainichi.jp/articles/20180330/k00/00m/050/165000c