
日本相撲協会は26日、評議員会(池坊保子議長=元副文部科学相)で、2月の理事候補選で当選した10人の親方を理事に選任した。八角理事長(元横綱・北勝海)をはじめ現職7人と芝田山親方(元横綱・大乃国)ら新任3人。外部理事3人も再任された。
池坊議長は記者会見で、1月に部屋の過去の傷害事件が発覚した春日野親方(元関脇・栃乃和歌)の選任について「(事件は)協会に報告もされており、きちんと対応されているので、問題にならなかった」と述べた。監事は、公認会計士の神山敏夫氏が任期満了で退任し、元総務省総務審議官の福井良次氏を新たに選んだ。
評議員は現役親方3人に代わって、元関脇・藤ノ川の森田武雄氏▽元関脇・鷲羽山の石田佳員氏▽元前頭・朝乃翔の小塚一氏のOBで親方経験者の3人が就任した。外部有識者は出雲大社宮司の千家尊祐氏と公認会計士の小西彦衛氏が退き、元内閣官房副長官の滝野欣弥氏と三菱地所特別顧問の木村恵司氏が就任。池坊氏と元NHK会長の海老沢勝二氏は再任された。
また、評議員会で2017年度(1~12月)決算を承認した。チケット販売の好調などで、事業収益が前年度比5億7800万円増の120億5300万円で、収支に当たる正味財産増減額は8億3000万円の黒字だった。17年度は本場所開催の全90日間で満員御礼を記録し、入場券の売り上げは前年度から1億8700万円増。巡業興行の契約金も3100万円増えた。【大谷津統一】
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