2018年3月26日月曜日

暴力問題解決に専心=八角理事長「何でも取り組む」-大相撲

 元横綱日馬富士の傷害事件以降、次々と明るみに出た不祥事。責任を問われる声もある中、新理事会で全会一致で再選された八角理事長(元横綱北勝海)は「こういう問題を一つ一つ解決するのが私の役目だと思っている」と言い切った。
 代行を経て、2015年12月に就任。「100年先にも大相撲を残したい」との思いで協会運営を担ってきた。「私自身も15歳の時に北海道から出てきて、この世界に育てられ、時には失敗もした」。厳しい縦社会に身を置き、己を高めて番付の頂点を極めた。この経験を伝えられるか。
 「今、力士は失敗を恐れて何もできない。そういう状況が続いているが、親方衆の力を借り、立派な力士をたくさん育てることが私たち、親方衆の役目」と熱く語る。そのためにも、協会全体が結束できるようなかじ取りが求められる。
 昨年は年6場所の90日が大入りとなり、今年に入っての2場所も入場券が全て売り切れる「札止め」。盛況が続く中で、早いうちに暴力問題にけりをつけなければ、ファンからもそっぽを向かれかねない。「研修会など、協会が主導してできることは何でも取り組んでいきたい。粘り強く」。猛稽古で道を切り開いていった現役時代同様、愚直に難題を解決する指導力を期待したい。(2018/03/26-20:15)

【スポーツ総合記事一覧へ】【アクセスランキング】

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.jiji.com/jc/article?k=2018032601026&g=spo

0 件のコメント:

コメントを投稿