
(29日、選抜高校野球 東海大相模8―1静岡)
東海大相模の先発は、初登板の野口。「一番状態が良かった」と門馬監督。エース斎藤ではなく、168センチ、65キロの2年生に託した。
小柄な左腕には絶対的な持ち球があった。中指と親指だけで握って投げる「1本指カーブ」。2015年夏に全国制覇したOBの小笠原慎之介(中日)のスライダーを参考にしたという。同じ握りのカーブなら、直球と同じ腕の振りでうまく制球できた。
大きく浮くような球筋から深く沈むこの球が、静岡打線を惑わせた。中心打者の村松は「目線を上に奪われて、スイングが崩れた」。七回途中まで散発4安打に封じ、8強一番乗りに貢献した。
本人は納得していない。五回に3連続四球と制球を乱したからだ。「まだまだです。投げきりたかった」と野口。それでも、頂点を見据えるなら、この左腕が必要になるはずだ。(小俣勇貴)
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○渡辺(東) 大会直前の選手変更でメンバー入りした3年生が先制の2点本塁打。「つなぐ意識で低い打球を心がけた。チームのためにプレーしたい」
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