
福岡ソフトバンクホークスは26日、今季の契約を結んでいなかった川崎宗則内野手(36)が退団すると発表した。27日付で球団保留者名簿から外し、自由契約となる。
川崎は昨年4月、米球界から古巣のソフトバンクに復帰。シーズン中盤に両足を負傷して戦線離脱すると、復帰できないままシーズンを終え、その後も心身の不調を訴えて球団行事や春季キャンプも不参加だった。球団は何度も慰留したが、最終的に本人の意思を尊重したという。
川崎は球団を通じて「昨年の夏場以降からリハビリを続けてきたが、同時に自律神経の病気にもなり体を動かすのを拒絶するようになってしまった」と明かし、「野球から距離をおいてみようと決断した」とコメントした。【生野貴紀】
心身の不調を訴え、契約更改の場で退団の意向示す
福岡のファンに愛された人気者が、さびしい形でチームを去ることになった。ソフトバンクから退団が発表された川崎宗則内野手(36)。「プロ野球選手として続けていくのは難しい状態」と、一貫して球団側に退団を希望していたという。
球団によると、川崎は心身の不調を訴え、契約更改の場で退団の意向を示した。球団側は最近までさまざまな契約の道を探ったが、本人が固辞。今後について、川崎は「今は環境を変えてじっくりと心と体の回復に努めます」とコメントした。
ヤフオクドームで取材に応じた工藤監督は「野球界にどんな形であっても必要な人間。どういう形で復帰するか分からないが、しっかり頑張ってほしい」と固い表情で話した。任意引退ではなく、自由契約になったことで現役続行の選択肢は残った川崎だが、ほとんどトレーニングもできていないといい、このまま引退する可能性もある。三笠杉彦・球団統括本部長は「今後は本人自身も分からないところはある。本人の体と心次第だ」と述べるにとどめた。
川崎は鹿児島工高から2000年にドラフト4位でダイエー(当時)に入団。走攻守三拍子そろった巧打者として、04年には盗塁王と最多安打のタイトルを獲得した。12年に渡米し、マリナーズなど大リーグ3球団でプレーした。【生野貴紀】
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