○東海大相模(神奈川)12-3聖光学院(福島)●
序盤で大差をつけられた。さらに大きな波にのみ込まれそうになった中盤、二つの好プレーでチームを支えた。聖光学院の横堀航平中堅手(3年)。五回の併殺と六回の横っ跳びになっての捕球が、そうだ。
五回1死一塁。中堅への飛球を追いながら、走者が大きく動くのが見えた。とっさの判断で送球した。六回は打球が一瞬見えなかったという。しかし、左翼方向へ走り、頭からダイブ。「投手を助けたい」。その一心で球をグラブに収めた。
一回に自らの二塁打で好機を広げ先制したが、その裏に大量失点。「開き直り、無心でプレーを続けよう」。中堅からそう伝えたかった。だが、相手の勢いを止められなかった。
昨秋チームナンバーワンの打率5割1分4厘をマークした2番打者は、この日2安打を放ち、打でもチームを引っ張った。
東海大相模は3年前の夏に先輩たちが初戦の2回戦で敗れた相手だ。雪辱を誓っていた。しかし、情けなさばかりが募る。
「立っているだけで相手が『怖い』と思うような空気を出したい」。次に身につけたいのは、そんなすごみだ。【村田隆和】
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