2017年7月31日月曜日

マクラーレン、W入賞にファステストラップ記録

© Zak Mauger/LAT/Sutton Images

30日(日)に開催されたシーズン第11戦ハンガリーGP決勝レースでマクラーレンのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドールンは6位と10位でフィニッシュし、ダブル入賞を達成した。

アロンソは1分20秒182のファステストラップも記録している。

フェルナンド・アロンソ

「今日は7位か8位あたりが妥当なところだと予想していたんだけど、レースでリカルドがいなくなり、6位獲得が可能になったから、それをつかみ取った。この週末はずっと、そのために頑張ってきたんだ――ミスをせず、いいプラクティスセッションを過ごして、予選で強さを見せ、そして完璧なレースを実行した。シーズンに間には僕らが競争力を発揮できる週末が3回か4回はある。そういう時に機会を最大限に広げて、自分たちのポテンシャルをフル活用しなければいけない――今週末はまさにその通りのことをやり遂げた。スパやモンツァのようなレースはもっと難しくなるから、今はただこのリザルトを楽しもう。難しいレースのことはその時が来たら考えればいい。カルロスとのバトルは接戦だった。僕らはスタートでも連なっていたし、セーフティカー後のリスタートでも同じ位置関係だった。ピットも一緒に入って、出る時も一緒。僕はあの時、新品タイヤを使って本気でプッシュできるのはここから2周だって考えていたんだ。時にはカミカゼのような動きでオーバーテイクを成功させようとした。その2周を逃してしまえば、不可能なのは分かっていたからね。うまくいったよ。レースの最後のファステストラップはサプライズ――贈り物のようなものだ。まあ、ありがたく受け取っておくけどね! 間違いなくいいレースだったから、みんな笑顔で夏休みを迎えられる」

ストフェル・バンドールン

「僕にとってはなかなかポジティブな週末だった。ここでは競争力が期待できると思っていたし、週末を通してトップ10圏内を走ることができた。こういうチャンスがやってきたら、両手でつかみ取らなきゃならない。僕らはそうした。ピットストップの前に後ろとのギャップを見て、後続の何人かをオーバーカットしようとしたんだ。でも、停止する時に僕が少しミスをしてしまってロックアップし、時間がかかりすぎてしまった。それでも僕のレースペースは希望の持てるものだった。ここでは明らかにフォース・インディア勢より速かった。オーバーテイクはすごく難しいけどね。最終的にポイントを取れたから、チームにとっていい週末だった」

エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)

「これまで難しいシーズンだったが、今日はわれわれの心に今も情熱的なレーシングチームであるとの思いがあることを知らしめる良いタイミングだった。9ポイント獲得とファステストラップ記録はチャンスさえあれば、われわれがそのアドバンテージを得る準備を整えていることの証拠だ。フェルナンドの今日のドライブを、実に見事だったと言う以外、何と表現できるだろうか。全力でチャージをかけ、ピットストップでプライムタイヤに履き替えてからは最後までペースをコントロールできていた。カルロス(サインツ)のアウト側から仕掛けた追い抜きはずば抜けている。フレッシュなラバーを履いているうちに動く必要があったことは彼も理解していたし、それをやってのけた。そこからは単独走行だったので、何度か速いラップを重ねた後、残り2周となったところで今回のレースのファステストラップを刻んだ。今日の彼はフェルナンドがいかにスペシャルであるかを見せつける走りだった。ストフェルも本当に力強いレースを見せてくれた。スタートではリカルド(レッドブル)が目の前で低速になっていたので行き場がなかったものの、ゴールまで力強く走り抜いた。彼にとってのホームレースを前に1ポイントを獲得できたことをきっと喜んでいるだろう。チームとともに多くのハードワークに努めてきたご褒美だ。夏休みとシーズン後半戦の準備を進めていく上で、今回の結果は自分たちの目的と決意にさらなる意味を持たせてくれるだろう」

長谷川祐介(株式会社本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者)

「今日はマクラーレン・ホンダにとって良い1日でした。ダブル入賞は間違いなく、われわれにとってポジティブな前進です。昨日の予選で励みになる結果を得た後、ポイントを獲得する力のあるパッケージだとは思っていました。フェルナンドもストフェルも見事な走りを見せてくれましたし、暑く厳しいコンディションでも集中力を切らさず、完走を目指してプッシュし、貴重な9点を持ち帰ってくれています。今日の結果はチームメンバーが取り組む多くのハードワークと日頃の努力の成果であり、彼ら全員に感謝したいと思っています。良い勢いをつけて夏休みを迎えられるとはいえ、シーズン前半戦の全体的な結果には満足していません。改善を目指して開発をプッシュし続け、スパ・フランコルシャンでは後半戦を良い形でスタートできるよう願っています」

© ESPN Sports Media Ltd.

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