女子レスリング五輪4連覇の伊調馨(33=ALSOK)を巡るパワハラ問題を受けて至学館大が2日、文面でコメントを発表した。

 「記者会見開催のご要望の件について」と題し、大学関係者である伊調と日本協会強化本部長で同大監督の栄和人氏(57)の報道について「記事の内容も現実からかけ離れたところがあり、困惑しております。(中略)とりわけレスリング選手たちやそのご家族、学生並びにさまざまな関係者が心を痛めている状況です」とコメント。報道各社から記者会見の要請が多数あるが「不確かな現状では責任を持った見解を述べることは不可能」として、会見などを当面は行わない意向を示した。

 同問題については「日本レスリング協会と緊密に協議しながら対応していく」とした。協会は5日以降に倫理委員会を開き、伊調と栄氏から聞き取り調査を行う予定。至学館大は吉田沙保里、登坂絵莉、土性沙羅、川井梨紗子らを輩出する女子レスリングの名門として知られている。