2017年12月28日木曜日

貴乃花親方に重い処分 理事解任決議 加害側親方と同じ処遇も協会は「矛盾ない」と妥当性強調

 大相撲の元横綱日馬富士関(33)による暴行事件をめぐり、被害者である貴ノ岩関(27)の師匠、貴乃花親方(45)=元横綱=に対し、日本相撲協会は28日、理事解任の処分を決議した。結果的に貴乃花親方と加害者側の元日馬富士関の師匠、伊勢ケ浜親方(元横綱)が同じ処遇になり、報道陣からは整合性を問う声が上がったが、協会側は「矛盾はない」と妥当性を強調。一方、鳥取地検は同日、日馬富士関を鳥取簡裁に略式起訴した。

 この日、両国国技館(東京)で開かれた日本相撲協会の臨時理事会には理事の貴乃花親方も出席。グレーのスーツ姿で、いすに深く腰掛けた貴乃花親方は、正面に座る八角理事長(元横綱)を見据えた。

 約1時間にわたる協議後に開かれた記者会見では、危機管理委員会の高野利雄委員長が、貴乃花親方のこれまでの対応について「極めて不誠実」などと批判を繰り返した。

 事件に関する協会への報告を怠った経緯については、貴乃花親方が「警察に報告を依頼した」と説明していると明かす一方、実際に警察から協会へ伝えられたのは後日になったことを「極めて異常な事態」と指摘。「警察から報告されるので『報告義務が解除された』との主張は、到底納得のいく説明とはいえない」と語った。

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