2017年12月28日木曜日

逸ノ城・父、元日馬暴行問題にため息「1横綱引退し、貴ノ岩が十両転落し残念」

 大相撲の元横綱日馬富士が貴ノ岩に暴行し、傷害罪で略式起訴されたことについて、2人の母国モンゴルでは28日、略式起訴を「妥当」と受け止める意見の一方、事件がモンゴル人横綱の引退や刑事責任追及につながったことを嘆く声が上がった。

 ゴムボスレン元外相は、横綱に対しても法律や規律を守らせる判断をした「日本側の努力は高く評価すべきだ」として、妥当な処分だと指摘。「ほかのモンゴル人力士は事件の教訓を重く受け止め、良い成績を残してほしい」と話した。

 モンゴル出身の逸ノ城の父親、アルタンホヤグさんは「結果的に1人の横綱が引退し、貴ノ岩が幕内から十両へ転落したのは残念だ」とため息をついた。

 モンゴル相撲の元横綱、バヤンムンフさんは「スポーツ選手は有名になるほど謙虚になるべきだ」と語り、略式起訴はやむを得ないとした。(共同)

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