元横綱日馬富士関による暴行事件の被害者の貴ノ岩関(27)=本名アディヤ・バーサンドルジ、モンゴル出身、貴乃花部屋=が26日、日本相撲協会発表の大相撲初場所(来年1月14日初日・両国国技館)の新番付で幕内から十両へ転落した。
10月下旬の暴行で負傷し、11月の九州場所を全休したため。東前頭8枚目から東十両3枚目に下がり、12場所連続で在位した幕内から落ちた。
相撲協会は12月20日の臨時理事会で、貴ノ岩関の状況を考慮し、初場所を全休しても診断書を提出すれば、3月の春場所では十両最下位の西14枚目にとどめる特別救済措置を決めた。
貴ノ岩関は九州場所を休んだ際、「頭蓋底骨折などの疑いで全治2週間程度」との診断書を協会に出した。17日終了の冬巡業は診断書を提出せずに全休し、19日には協会危機管理委員会の聴取に応じた。
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