元横綱日馬富士（３３）の十両貴ノ岩（２７）への暴行事件で、日本相撲協会は２８日に臨時理事会と評議員会を開き、貴乃花親方（元横綱）の処分を協議する。同親方は２５日に協会の危機管理委員会（高野利雄委員長＝元名古屋高検検事長）による事情聴取に応じた。聴取日程は先週末までに決まっていたことがこの日、分かった。
「巡業部長」の同親方は、１０月の秋巡業中に起きた事件で警察に被害届を提出しながら協会への報告を怠ったことや、協会の協力要請を再三拒否したことが問題視されている。協会の懲戒処分は理事会の決議により、重い順から「懲戒解雇」「引退勧告」「降格」「業務停止」「出場停止」「報酬減額」「けん責」となる。
この日、八角理事長（５４）＝元横綱北勝海＝をはじめ、協会執行部は両国国技館に姿をみせず、関係者で協議したとみられる。２７日には年寄総会が開かれ、貴乃花親方も出席する予定。
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