2017年12月26日火曜日

貴乃花部屋から初三役・貴景勝「頑張っていく」

小結に昇進し、記者会見で番付表に載った自らの名前を指差す貴景勝=両国国技館で2017年12月26日午前9時55分、渡部直樹撮影

 大相撲初場所(来年1月14日初日、東京・両国国技館)の新番付が26日、発表された。先場所で40回目の優勝を果たした白鵬は横綱在位が63場所目となり、歴代1位の北の湖に並んだ。貴景勝が新小結に昇進し、2004年に創設された貴乃花部屋から初めての三役になった。

 この日、両国国技館で記者会見した21歳の貴景勝は「貴乃花部屋の恥にならないよう頑張っていきたい」と抱負を述べた。埼玉栄高から角界入りし、初土俵から3年余りで三役の座を射止めた。兄弟子の貴ノ岩は元横綱・日馬富士の傷害事件の被害者。事件が発覚した九州場所は得意の押しで日馬富士を含む2横綱1大関を破って、11勝を挙げ殊勲賞を獲得した。事件について「影響はない。自分が何をしたわけではないし、されたわけでもない」と淡々と話した。

 先場所を全休した貴ノ岩は東前頭8枚目から東十両3枚目に番付を下げた。日本相撲協会は、来年1月12日の初場所取組編成会議までに診断書を提出すれば、全休しても同3月の春場所は十両最下位に留め置く救済措置を適用する。

 新入幕は阿炎(あび)と竜電(りゅうでん)の2人。竜電は山梨県出身者としては大乃花以来29年ぶりの幕内力士。再入幕は蒼国来、豊山、石浦の3人。新十両は、日大で昨年の学生横綱に輝いたモンゴル出身の水戸龍(みとりゅう)と天空海(あくあ)。栃飛龍、大翔鵬、希善龍が十両に復帰した。【飯山太郎】

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