2017年12月26日火曜日

平野「ルーキーのつもりで…」意気込み語る

米大リーグ・ダイヤモンドバックス入りが決まり「自分らしさを出していきたい」と意気込むオリックス・平野佳寿=大阪市内の球団施設で2017年12月26日午後4時23分、前本麻有撮影

ダイヤモンドバックスへの移籍で記者会見

 プロ野球オリックスから海外フリーエージェント(FA)権を行使し、米大リーグ・ダイヤモンドバックスへの移籍が決まった平野佳寿投手(33)が26日、大阪市の球団施設で記者会見し「ルーキーのつもりでアピールし、ポジションを勝ち取りたい」と意気込みを語った。

 平野は今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場してから「本格的に渡米を考えるようになった」と明かし、複数球団との面談の結果、「一番最初にオファーがあり、熱意を感じた」という元ヤクルトのトーリ・ロブロ監督が率いるダイヤモンドバックスに決めた。

 対戦したい打者を問われ、最初はエンジェルス入りする「大谷(翔平)」と冗談めかした平野だが、FAになって去就が注目される「イチローさん」とオリックスの大先輩の名前を挙げた。ルーキーだった2006年2月の春季キャンプ紅白戦で、当時マリナーズで活躍しWBC出場のために古巣で調整中だったイチローと初対戦。「1打席目はセカンドゴロでした。2打席目は打たれましたけど。またイチローさんと一緒の空気を吸いたい」と語った。

 抑え投手として通算156セーブを挙げ、2014年には最多セーブのタイトルに輝きながら優勝に手が届かなかった右腕は「国は変わっても自分らしさを出していきたい。12年間ありがとうございました」と、笑顔で日本球界に別れを告げた。【前本麻有】

平野の記者会見での主な一問一答

 平野の記者会見での主な一問一答は以下の通り。

 --ダイヤモンドバックスや本拠地アリゾナの印象は。

 ◆今年、地区2位でプレーオフにも出た強いチーム。暖かい気候で環境も良く、家族もゆっくり住めるんじゃないかな。

 --WBCでメジャー球に対応できた。

 ◆たまたま結果が出たと思うが、しっかり投げられたのは良かった。この11、12月もメジャー球で練習しているがめちゃめちゃ滑る。それでもWBCの経験があるので何とかなると思う。

 --日本で積み上げてきた数字は自信になるか。

 ◆日本でやってきたことが米国で通用するとは思っていない。変な勘違いはしないでおこうと思っているが、日本でやったことが評価されていることは自信を持っていきたい。

 --目指す数字は。

 ◆日本でもずっと言っているが、50、60、70試合と投げていきたい。試合数を一番意識していきたい。

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