2018年1月3日水曜日

報徳、京都成章、4強逃す 大阪桐蔭は4大会ぶりに準決勝へ

 第97回全国高校ラグビー大会第5日は3日、東大阪市の花園ラグビー場で準々決勝4試合が行われ、前回大会準優勝の東海大仰星(大阪第2)は報徳学園(兵庫)を50-20で退け、準決勝に進んだ。桐蔭学園(神奈川)は京都成章との対決を36-14で制し、2連覇を狙う東福岡は日本航空石川を36-7で下し、5大会連続の4強入り。大阪桐蔭(大阪第1)は国学院久我山(東京第2)に29-10で勝ち、4大会ぶりに準決勝へ駒を進めた。

     

 3大会連続の準決勝進出を決めた東海大仰星。相手のミスからボールを奪うと素早いボール回しでトライを重ね、湯浅監督は「FWが相手よりも動き続けてボールに絡み、バックスを生かすことができた」と満足げに語った。

 元日本代表FWで摂南大ラグビー部監督の河瀬泰治氏を父に持つ3年生WTB河瀬諒介は、この日も50メートル6秒0の快足を生かして2トライを挙げるなど活躍。「自分のやるべきことができた」と胸を張った。FBで出場した昨年の大会では決勝で7点を追った試合終盤の攻撃でパスを受け損ね、痛恨のノックオン。得点機を逃し、チームは準優勝となった。「あの時の借りを返したい」と言葉に力がこもる。

 その河瀬からFBのポジションを引き継いだ1年の谷口が、この日花園で初トライ。「FBとして、後ろから河瀬さんに指示もできるようになった」と試合を重ねるごとに自信を深めている。次の相手は前回決勝で苦杯を喫した東福岡。雪辱の機会は整った。(上阪正人)

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