2018年3月26日月曜日

左翼越え、でも単打 「一塁踏み損なった」伊万里・末吉

 (26日、選抜高校野球 大阪桐蔭14―2伊万里)

 七回1死一塁、伊万里の末吉が左翼越えのいい当たり。なのに単打で終わった。そのわけは、「本塁打かと思って打球ばかり見てしまい、一塁を踏み損なってしまったんです」。笑顔で振り返る一打で挙げた1点は、仲間を勇気づけた。

 毎回三振を喫するなど抑え込まれていた中、初球の直球を狙い打った。「ひるまずに攻めの野球をする。強い相手に対する戦い方が分かった気がします」

 今大会、21世紀枠出場校の無得点敗退が続き、気になっていた。「なので絶対得点したかった。あきらめなかったことは自信になる」と歯切れがよかった。

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 ●吉原監督(伊) 「力が違い過ぎ。そつがなく、打つ手がなかった。体感できて勉強になった。選手は最後まであきらめず、今後につながると思う」

 ●犬塚(伊) 九回に先頭打者で三塁打を放った主将。「ここ甲子園やぞ、打たんでどうするってベンチで話していた。アルプス席も上まで埋まって、本当に感謝しかないです」

     ◇

 21世紀枠の出場全校が初戦敗退。選抜大会に21世紀枠で出場した3校(由利工、膳所、伊万里)が初戦で敗退するのは2大会連続。

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