2018年3月25日日曜日

苦戦経て、ついに金字塔=高梨、女王復活へ再出発-W杯ジャンプ女子

通算54勝目を挙げ、勢藤優花(左)、岩渕香里(右)から祝福される高梨沙羅=24日、ドイツ・オーベルストドルフ

 今季終了を25日に控えたW杯終盤戦。勝利から遠ざかっていた高梨が、久々に頂点に返り咲いた。昨年2月以来、実に15試合ぶりの優勝。「自分でも驚いている。うれしい」。ついに節目の勝利をつかんだ21歳の表情に笑みが広がった。

〔写真特集〕スキージャンプ 高梨沙羅

 1回目は強い向かい風を味方にして、100.5メートルの大ジャンプ。着地も見事に決めて飛型点も稼ぎ、距離換算で2位に4.5メートルのリードを奪った。2回目は踏み切るタイミングが遅れたが、96.5メートルにまとめて勝利。「1本目の貯金のおかげ。うまくつなげられて54勝目を取れた」と喜びを表した。
 まだ15歳だった2011年12月にW杯の舞台を初めて踏んでから6年余り。104試合目で54勝は勝率5割を超す驚異的な戦績だが、今季はルンビ(ノルウェー)ら台頭してきた外国勢に圧倒され、表彰台を逃すことも多くなった。

W杯ジャンプ女子で通算54勝目を挙げた高梨沙羅の飛躍=24日、ドイツ・オーベルストドルフ(AFP=時事)

 上位の競技水準が一気に上がり、以前よりスタート位置が下がることが増加。高梨は短い滑走距離で速度が抑えられる戦いに苦しんだ。「今まではスピードをもらって飛んでいた環境だった。ゲートが下がっている中では、同じ飛び方じゃ駄目」。敗れるたびにルンビらとの力の差を痛感したシーズンだった。
 今季は最大の目標だった2月の平昌五輪で、14年ソチ五輪の4位を上回る銅メダル。安堵(あんど)感と金メダルを逃した悔しさの両方を味わった。「始動は早い方がいい。今度こそ4年後に(金メダルを)取るために、どうしたらいいか考えている」。苦労の末にたどり着いた金字塔。今度は女王復活へのスタートを切る。(オーベルストドルフ時事)(2018/03/25-01:16)

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