ボクシングの世界タイトルマッチ12回戦は1日、東京・両国国技館で2試合が行われ、世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級は同級1位の山中慎介(帝拳)がルイス・ネリ(メキシコ)との再戦で2回1分3秒TKO負けを喫し、昨年8月に奪われた王座への返り咲きはならなかった。山中は試合後、現役引退を表明した。国際ボクシング連盟(IBF)スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(セレス)は、同級13位のエルネスト・サウロン(フィリピン)を3-0の大差判定で下して初防衛に成功した。
山中は1回終盤にダウンを喫し、2回も立て続けに3度倒された。山中は27勝(19KO)2敗2分け、ネリは26戦全勝(20KO)。
山中は前回の対戦でTKO負けし、日本選手最多に並ぶ13度目の防衛に失敗した。その後、ネリがドーピング検査で陽性反応を示していたことが判明し、WBCは両者に再戦を求めて実現。だが、試合前日の計量でネリは体重超過により失格となり、王座を剥奪された。山中が勝てば新王者となる条件で試合は行われたが、王座は空位のままとなった。
岩佐は左ストレートを軸に攻め、ダウンこそ奪えなかったが圧勝。戦績を25勝(16KO)2敗とした。サウロンは21勝(8KO)3敗1分け。
日本のジムに所属する男子世界王者は11人で変わらない。
◇岩佐亮佑の略歴
岩佐 亮佑(いわさ・りょうすけ)千葉・習志野高3年時に高校3冠。08年8月プロデビュー。9戦目で当時日本バンタム級王者の山中慎介(帝拳)に敗れプロ初黒星。日本と東洋太平洋の同級王座を獲得後、17年9月に小国以載(角海老宝石)を破り、IBFスーパーバンタム級王者となった。左ボクサーファイター。171センチ。28歳。千葉県出身。
◇サウロンの略歴
エルネスト・サウロン(フィリピン)10年1月プロデビュー。15年5月にWBCバンタム級のインターナショナル王座獲得。12月にはWBO同級インターナショナル王座決定戦に臨み判定負けした。今回が世界初挑戦。右ボクサーファイター。166センチ。28歳。フィリピン・ミンドロ島出身。
◇山中慎介の略歴
山中 慎介(やまなか・しんすけ)南京都高(現京都広学館高)、専大出。06年1月プロデビュー。10年6月、日本バンタム級王座獲得。11年3月に初防衛後、王座を返上。11年11月、WBC同級王座決定戦でエスキベル(メキシコ)にTKO勝ちして世界王者に。17年8月の13度目の防衛戦でネリ(メキシコ)に4回TKOで敗れプロ初黒星を喫した。強いストレートを武器とする左ボクサーファイター。170センチ。35歳。滋賀県出身。
◇ネリの略歴
ルイス・ネリ(メキシコ)12年5月プロデビュー。17年8月にWBCバンタム級王者の山中慎介(帝拳)に4回TKO勝ちして王座獲得。その後、ドーピング検査に陽性反応を示したことが判明。今回の再戦では前日計量で体重超過のため失格となり、王座を剥奪された。左ボクサーファイター。165センチ。23歳。メキシコ・ティファナ出身。(2018/03/01-21:29)

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