日本大アメリカンフットボール部の悪質タックルを巡る対応に批判が噴出していることを受け、日大の大塚吉兵衛学長が25日、東京都内で記者会見した。定期戦(6日、東京都調布市)での反則行為で負傷した関西学院大の選手、家族、関学大に対して、大学として初めて「あってはならない危険な行為で責任を感じている。関係者に謝っても謝りきれない。本当におわびしたい」と謝罪した。
23日夜に記者会見したアメフット部の内田正人前監督(62)と井上奨元コーチ(29)が責任を回避するような質疑応答をしたため、統制できない日大本部にも批判が向いた。4年生の就職活動にも影響が出始めているうえに24日夜に身内の同部父母会が「大学の対応に憤りを感じた」と発言したことで「34部ある運動部の統括」として会見を決めたという。大塚学長は「いろいろな批判があり、真摯(しんし)に受け止めてブランドが落ちないように努力したい」と述べた。
当事者の宮川泰介選手(20)が22日、1人で会見して反則に至った経緯を語ったことを大塚学長は「大学として追い込んだ責任を痛感している」と苦渋の表情を浮かべた。そのうえで同選手が早期に登校できるように「勉学はもとより、卒業後の進路まで力を注ぎたい」と支援を約束した。
悪質タックルは「監督・コーチの指示」だったと証言した同選手と、それを否定した内田前監督と井上元コーチの見解が食い違った。大塚学長は「第三者委員会で調べるのでコメントは控える」と明言を避けたが「両者のコミュニケーションが成立していなかったのでは」と私見を述べた。
同部の事実上の廃部にあたる永久活動停止は否定して、早期の活動再開へ「コーチ陣を取り換えないといけないとは感じている。まず、学生の気持ちを聞きたい」と述べた。再発防止策としてアメフット部も含めた各部で監督、コーチの研修などを検討しているという。【小林悠太】
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