日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、日大の大塚吉兵衛学長が25日午後、東京都内で記者会見し「謝っても謝りきれない事態を招いてしまった。おわびしたい」と謝罪。「失墜した信頼を回復すべく真摯に取り組みたい」と話した。大塚学長が公の場でこの問題に言及するのは初めて。
25日午後3時半から行われた会見で、大塚学長は負傷した関西学院大の選手に対し「一日も早い回復を願っている」と話す一方、日大のアメフト部の選手たちも「苦痛の時間を過ごしている」と説明した。日大の対応に遅れがあったことを認め「学生、父兄、生徒にはご迷惑をお掛けしている」と述べた。
そのうえで、日大アメフト部について「できるだけ早い時期に活動を再開したい」とした。
反則行為をした選手に対しては「記者会見の場に出させてしまったこと、大学として追い込んでしまったことに責任を痛感している。おわび申し上げなければいけない」とし、「1日も早く学校に戻ってきてほしい。学部が復帰対策を考えている」と語った。全ての運動部で再発防止に取り組むことも明らかにした。
会見では日大のガバナンスについても質問が相次いだ。学校法人を代表する田中英寿理事長が会見していない点を問われ「そこまで考えていなかった。責任者として私から答えるべきだ」と説明。内田正人前監督が反則行為を指示したかどうかは「第三者委員会にまかせており、口を挟む余地はない」との姿勢を示した。
反則行為が起きたのは6日の関西学院大との定期戦で、危険なタックルを受けた関学大選手が負傷した。
22日には、反則行為をした選手(20)が会見を開き、試合前日に井上奨コーチを通じて内田正人前監督から「相手のクオーターバック(QB)を1プレー目で潰せば(試合に)出してやる」と指示されたと説明した。
一方、翌23日に会見した内田前監督は意図的な指示を否定。井上コーチも「潰してこい」などの発言をしたことを認めたが、負傷させる目的はなかったと一部反論した。
日大は24日、関学大に事実の経緯などに関する再回答書を提出。関学大は26日に開く会見で再回答への見解を明らかにする方針。
問題を巡っては、負傷した選手の父親が21日、被害届を警察に提出。警視庁が今後、傷害容疑などを視野に捜査する。
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