年末恒例の中央競馬のGIレース、第62回有馬記念は24日、中山競馬場の芝2500メートルコースに16頭が出走して行われる。最大の注目は、このレースを最後に引退するキタサンブラックの走りだ。
キタサンブラックは2年連続でファン投票1位に選出された。ラストランで中央競馬最多に並ぶGI7勝目を狙う。勝てばテイエムオペラオーの18億3518万9000円を抜き、歴代最多賞金にもなる。
前走のジャパンカップは蹄鉄(ていてつ)が外れた影響もあってか、直線で伸びを欠いて3着だったが、優勝したシュヴァルグランとはわずか0秒2差で地力は示した。手綱を取る武豊騎手は、有馬記念が引退レースとなった1990年のオグリキャップ、2006年のディープインパクトを有終の美に導いている。
シュヴァルグランのほか、3歳馬のスワーヴリチャードも手ごわい存在。日本ダービー2着後、11月のアルゼンチン共和国杯で優勝。4歳以上の牡馬より負担重量が2キロ軽い有利も生かしたい。
昨年の香港ヴァーズと今年の宝塚記念を勝ったサトノクラウンは、ジャパンカップ10着からの巻き返しを期す。15年にオークスと秋華賞を制したミッキークイーンや、昨年のエリザベス女王杯優勝のクイーンズリング、牡馬相手で好走が目立つルージュバックなどの牝馬もチャンスをうかがう。(2017/12/21-19:22)![]()
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