元横綱・日馬富士(33)による傷害事件で、日本相撲協会は20日、臨時理事会を開き、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が監督責任を取って理事を辞任し、役員待遇に降格した。事件の現場に同席した横綱・白鵬関(32)は来年1月の給与不支給と同2月の給与50%減額、横綱・鶴竜関(32)は来年1月の給与不支給の処分を科した。八角理事長(元横綱・北勝海)も今回の事態を招いた責任から残りの任期3カ月の報酬を全額返上する。
被害者の貴ノ岩関(27)の師匠で危機管理委員会(委員長=高野利雄・元名古屋高検検事長)の調査に非協力的だった貴乃花親方(元横綱)については、処分に必要な聴取が終わっていないため、処分を先送りした。近日中に弁明の機会を設け、28日の臨時理事会で処分を決める見通し。
理事会では、この日午前に行われた横綱審議委員会の議論を踏まえ、元日馬富士が「引退勧告相当」であることを確認。功労金については、検察の処分を踏まえ減額を検討する。さらに八角理事長は「今後、番付上位の力士が暴力を振るった場合の基準とする」として、引退勧告を暴力問題に対する処分の基準にする考えを明らかにした。
この日の理事会後に危機管理委が調査結果を公表し、19日夜に貴ノ岩関から聴取していたことを明らかにした。貴ノ岩関は白鵬関の説教中にスマートフォンをいじったことが非礼だとして元日馬富士から殴られたとされたが「礼を欠いたつもりはなく、納得いかない」などと述べる一方で、元日馬富士の引退は望んでいなかったという。傷害容疑で書類送検された元日馬富士に対する鳥取地検の聴取も終えたことから、貴乃花親方側は貴ノ岩関の聴取に応じた。【倉沢仁志】
■20日の理事会決議事項
対象者 内 容
元日馬富士 引退勧告相当(既に引退)、功労金減額検討
伊勢ケ浜親方 理事辞任、役員待遇委員に降格
八角理事長 3カ月無報酬
白 鵬 減給(来年1月無給、同2月半額)
鶴 竜 減給(来年1月無給)
貴 ノ 岩 初場所全休でも十両に留め置く救済措置
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貴乃花親方 聴取できず処分先送り
※月給は横綱282万円、理事長151万円(いずれも推定)
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