JRA暮れの大一番グランプリ「第62回有馬記念」(24日=中山芝内2500メートル)の公開枠順抽選会が21日、都内の品川プリンスホテルで行われた。
このレースで引退するGI・6勝馬キタサンブラックの北島三郎オーナーは「去年は最後の最後に1番を引いた。今回も不思議になってくれればいいな」と期待したが、1枠1番は3番目でヤマカツエースの池添騎手が引き当て、キタサンブラックの2年連続は消滅した。
そのキタサンブラックは、オーナーからの指名で武豊騎手が抽選に参加。“神の手”で1枠2番を引き当て「一番欲しかった」と笑顔を見せた。一方で「出遅れる可能性があるので、スタートでちゃんと出すことが大事」と気を引き締めた。
また、スワーヴリチャードは、あまり抽選が得意でないというミルコ・デムーロ騎手が庄野調教師に任せたが、結果は7枠14番。ミルコは「まあ、大丈夫です」と平静を装った。
“大魔神”佐々木主浩オーナーのシュヴァルグランはボウマン騎手が抽選。5枠10番となり「3か4番がよかったのに。枠はこれで決まったが状態はいいと思うので、自分は自分の騎乗をする」とコメントした。
最後に馬名が呼ばれた昨年の東京スポーツ杯2歳ステークス優勝馬ブレスジャーニーは2枠4番。三浦皇成騎手は「依頼をいただいた時はびっくりした。期待に応えられるよう頑張りたい。一発狙えたらなと思っている」と抱負を語った。佐々木調教師は「状態はいいですよ。今日、乗ってもらったが『こうせい!』と言う通りに乗ってもらえた」とダジャレで好調ぶりをアピールした。
今年はスペシャルゲストのJRA年間プロモーションキャラクターである女優・高畑充希(26)と俳優・柳楽優弥(27)が交互に場名を引き当て、当該馬の騎手または調教師が枠順を引き当てる2段階の抽選方式で行われた。

0 件のコメント:
コメントを投稿