ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、日本代表と対戦するベルギー代表。前日会見に臨んだFWエデン・アザールは、日本の印象について語っている。
グループリーグを3連勝で終え、首位で決勝トーナメントに進んだベルギー。日本は、3試合で9ゴールを奪った強力攻撃陣と、史上初のベスト8入りを懸けて激突することになる。
アザールは、ロベルト・マルティネス監督のもとで攻撃面が改善されたとし、チームの強さに自信を見せた。
「ロメル（ルカク）、ドリース（メルテンス）、そして僕もトップレベルに達したと思う。チームには流動性があるんだ。僕が前に行くこともあれば、ドリースがそうするときもあるし、9番になるときもある。これがチャンスを作れる大きな理由なんだ」
「2年前、そして4年前より間違いなく強くなった。今では多くの経験を積んだ。（2014年）ブラジル大会は、僕らのほとんどが初めての主要大会だった。25～33人が同じようなレベルで成熟している。これが決勝Tで違いを生み出すだろうね」
2年前のユーロでは、多くの期待をかけられながらも初出場のウェールズにベスト8で敗れ、失意のままフランスを去ることになったベルギー。アザールは、その時とは違うと強調しつつ、日本について以下のように語った。
「何をすべきか、何をしてはいけないかわかっている。日本とウェールズはまったく違う。非常に真剣にそれを捉えるよ。重要なのは試合に勝ち、準々決勝に進むことだ」
「日本が16強に進んだのは、彼らが良いゲームをしてきたからだ。去年親善試合で戦ったけど、明日のチームはまったく違うと思う。イエローカードの差で進めたのは少しラッキーかもしれないが、クオリティを持った選手たちがいる。簡単だと思ってしまえば、敗れてしまうだろう。真剣に、集中して、出来る限り早くこの試合で勝利するためにトライしていく」
この試合の勝者は、準々決勝でブラジルとメキシコの勝者と戦うことになる。優勝候補ブラジルとの試合について問われたアザールだが、日本戦のことしか考えていないと語った。
「僕らは日本と対戦する。つまり、まだ僕らには資格がないし、ブラジルが上がってくるかもわからない。ブラジルの試合は考えておらず、僕らは日本のことだけを考えている。1試合ずつフォーカスしていくよ」
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