<フィギュアスケート:全日本選手権>◇24日◇東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ◇男子フリー
宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が186・47点を記録し、合計283・30点で2連覇を達成した。これで来年2月の平昌(ピョンチャン)五輪出場が決まった。2位は田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)だった。
けがで世界ランク1位の羽生結弦(ANA)が不在の中、世界ランク2位で今季グランプリファイナルも2位と実績を残す宇野が、フリーでも圧倒的な演技を披露。難度の高いジャンプを次々と着氷した。
ショートプログラムで96・83をマークし、トップに立った。その試合後に「まだまだ自分のベストから遠い。強い気持ちで挑みたい」と話していた通り、気持ちのこもった攻撃的なスケーティングを見せつけた。
初のオリンピックの舞台で宇野はどういう演技を見せるのか。羽生に加え、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、ネイサン・チェン(米国)ら強敵ぞろいだが、怖いもの知らずの若者は大きな可能性を秘めている。

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