ジャパンカップを制したシュヴァルグランと鞍上のボウマン騎手。奥は３着のキタサンブラックと武豊騎手＝東京競馬場(撮影・塩浦孝明)
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第３７回ジャパンカップ（２６日・東京１１Ｒ２４００メートル芝１７頭、ＧＩ）５番人気のシュヴァルグラン（ヒュー・ボウマン騎乗）が２分２３秒７で勝ち、ＧＩ初勝利を挙げるとともに、１着賞金３億円を獲得した。ボウマン騎手、友道康夫調教師はともにこのレース初勝利。馬主はプロ野球、大リーグで活躍した佐々木主浩氏。連覇を狙った１番人気のキタサンブラック（武豊騎乗）は３着だった。
レースはキタサンブラックが逃げて最後の直線に入ったが、４、５番手から追ったシュヴァルグランが残り１００メートル付近で先頭に立ち快勝した。１馬身１／４差の２着は今年のダービー馬で２番人気のレイデオロ。４頭が参戦した外国馬ではアイダホ（アイルランド）の５着が最高だった。
キタサンブラック落鉄していた
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左前脚の落鉄があったキタサンブラックは３着に敗れた。２連覇と中央ＧＩ７勝目を狙い好スタートを切った。すんなり先頭に立ち、軽快に飛ばした。４コーナーを回り、後続馬を引き離しにかかったが、シュヴァルグランとレイデオロにかわされた。
武豊は「どこで落鉄したか分からない。敗因が落鉄かは分からないが残念です。スムーズな競馬ができたし、調子も良かった」と、レースを振り返った。いよいよ有馬記念がラストランとなる。「是が非でも勝って引退させたい」と武豊。清水久詞調教師も「思い切り仕上げていく」と力を込めた。
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