
横綱・日馬富士関(33)の記者会見は29日、伊勢ケ浜部屋が九州場所の宿舎としてきた太宰府天満宮内の施設で開かれた。日馬富士関は「相撲を愛してます。戦ってきたライバルに感謝し、縁あって出会った方々、親方の教え、おかみさんに支えてもらってここまで来た。素晴らしい17年間でした」と振り返った。
会場には、テレビカメラは約15台、約30のスチールカメラ、報道陣約130人が集まり、一部は入場制限されるほどだった。薄緑色の羽織はかま姿の日馬富士関は、質問に表情をほとんど変えず、真っすぐ前を見て答え続けた。ファンへの言葉を求められると「16歳で海を渡って、相撲を通じて縁があった方々やファンのおかげで第70代の横綱になった。日本も日本の国民も愛している。心から感謝、感謝、感謝を申し上げたい」と座ったまま深く礼をした。
同席した伊勢ケ浜親方は「16歳のころから見ていますが、稽古(けいこ)で精進したのみならず、難病救済など社会貢献にも目が届くお相撲さんだった。なぜこのようになったのか不思議、残念でならない。本当に申し訳ない」と涙声で無念さをにじませた。【吉見裕都】
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