歴史的勝利こそ逃したが、価値あるドローと言っていい。敵地で戦った日本が、W杯準優勝3度を誇るフランスに地元で冷や汗をかかせた。
速さと運動量で相手を振り回した。前半23分、ラインアウトを起点に左右に展開して堀江が左隅へ最初のトライ。後半開始直後にはキックオフのボールを確保し、自陣からラックを連続して支配する。大きく前進して最後はラファエレがインゴールに飛び込んだ。後半33分のバルの同点トライも含め、いずれもテンポの速い攻撃で仕留めた。
前へ激しく出る防御ラインが機能し、体格の大きい相手にスペースを与えなかった。スクラムとモールもほぼ互角。新たな取り組みが目に見える成果を出し、リーチ主将は「かなり自信になった。戦うメンタリティーは成長した」と振り返った。
ジョセフ・ヘッドコーチ就任以降、なかなか強豪には勝てなかった。しかし、今回は5週間に及ぶ合宿で攻守とも大きく精度が向上。指揮官は「勝てる内容の試合ができた。いい土台ができ始めている」。3勝を挙げた前回W杯と同じく、接点とセットプレーで負けず、走り勝てれば強豪と渡り合える力があることは証明した。2年後のW杯で目標に掲げる8強入りには、ここからどれだけ上積みができるかが勝負になる。(パリ時事)(2017/11/26-09:47) 関連ニュース![]()
2017年11月26日日曜日
日本、自信膨らむドロー=攻守に強豪追い詰める-ラグビー代表戦
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