阪神が緊急補強した元日本ハムのルイス・メンドーサ投手(33)の入団会見が、兵庫・西宮市内で行われた。
主戦のメッセンジャーが右足骨折で離脱し、先発陣が手薄になったため、逆転優勝、さらにCS(クライマックスシリーズ)突破を目指して獲得に踏み切った。メンドーサは8月18日西武戦で日本通算27勝目を挙げた実績派の右腕で、昨年の日本ハムの日本一に貢献した。
スーツ姿で現れたメンドーサは「チャンスを与えてくれたタイガースに感謝したい」と謝意を示し、さらに「自分はいつでも投げられる」と登板への準備が整っていることを明かした。対戦したい球団については、首位を走る広島を挙げ「いい打者がそろっている。あのチームと対戦したい」と意欲を示した。対広島では昨年10月27日の日本シリーズで好投。2回表1死満塁で救援し、最速152キロの速球を軸に5回2/3を1安打無失点で勝利に貢献した。「いいチームには1~9番までいい選手がそろっているので、ミスを続けてはいけないし、同じ球を続けては打たれる。コースや高さを投げ分けることと低めに集めることが大事」と丁寧に語った。背番号は75に決定。広島を追走するチームに頼もしい戦力が加わった。

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