【ブダペスト時事】柔道の世界選手権第2日は29日、ブダペストで男女各1階級が行われ、男子66キロ級は20歳の阿部一二三(日体大)が初出場で金メダルを獲得した。女子52キロ級決勝は日本選手の対決となり、志々目愛が角田夏実(ともに了徳寺学園職)を破って初優勝を遂げた。
阿部は決勝で2014、15年両大会銀メダルのミハイル・プリャエフ(ロシア)に袖釣り込み腰で一本勝ちした。志々目は角田に内股で一本勝ちを収めた。
日本は第1日に男子60キロ級の高藤直寿(パーク24)、女子48キロ級の渡名喜風南(帝京大)が優勝しており、連日のアベック優勝。初めて男女そろって軽量2階級を制した。
◇阿部一二三の略歴
阿部 一二三(あべ・ひふみ)男子66キロ級。日体大。兵庫・神港学園高出。14年講道館杯を男子史上最年少の17歳2カ月で制す。16、17年の全日本選抜体重別を連覇。女子52キロ級で兵庫・夙川学院高2年の妹、詩(うた)も有望選手。世界選手権は初出場。得意技は背負い投げ。世界ランキング4位。168センチ。20歳。兵庫県出身。
◇志々目愛の略歴
志々目 愛(ししめ・あい)女子52キロ級。了徳寺学園職。帝京大出。16年グランプリ・デュッセルドルフを制し、グランドスラム・チュメニで優勝。17年全日本選抜体重別を初制覇。個人戦では初の世界選手権出場。得意技は内股。兄は男子60キロ級で15年世界選手権3位の徹。世界ランキング5位。157センチ。23歳。宮崎県出身。
◇角田夏実の略歴
角田 夏実(つのだ・なつみ)女子52キロ級。了徳寺学園職。東学大出。右膝のけがから復帰し、16年は講道館杯、グランドスラム(GS)東京で優勝。17年GSパリは2位。世界選手権は初出場。ともえ投げで寝技に引き込んでからの関節技が武器。世界ランキング16位。161センチ。25歳。千葉県出身。(2017/08/30-05:02) 関連ニュース


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