2017年11月25日土曜日

貴ノ岩に最悪処分が下されるか!? 元旭鷲山に会っても話しても

場所入りし、巡業部の部屋へ向かう貴乃花親方=福岡国際センターで(田中太一撮影)

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 貴ノ岩(27)=貴乃花=の事情聴取拒否で、解決の糸口が見えない、横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜=による殴打事件。両者のモンゴルの先輩である元小結旭鷲山(ダバー・バトバヤル氏)が、SNSなどで貴ノ岩から電話があったこと、けがの内容などを克明に説明している。同氏は今後、福岡県田川市にある貴乃花部屋を訪問し、貴ノ岩と面談することも明言した。もしこれが実現したら、事情聴取を拒否されている日本相撲協会から、何らかの処分が貴ノ岩に出される可能性も出てきた。同氏の登場がさらに混迷を深める事態になりそうだ。

 日馬富士の暴力により負傷した被害者であるはずの貴ノ岩が、バトバヤル氏の発言により処分される危機に陥っている。

 貴ノ岩の師匠である貴乃花親方はこの日、22日に続き協会本部の中立親方(元小結小城錦)にうながされ、午後1時55分に役員室へと向かった。

 裏口から出てきたのは3分後。さらに、会場から引き揚げる直前の午後5時23分に再び役員室を訪れた。このときはわずか1分。貴乃花親方は無言のまま福岡国際センターを後にした。

 1回目の事情聴取が行われた22日、貴乃花親方は役員室に25分滞在し、貴ノ岩に危機管理委員会の聴取を受けるよう要請されたが、とりつくしまもなく拒否していた。

 この日、巡業部と役員室を2度往復した。今回の聴取の内容は、バトバヤル氏の発言内容などを確認されていたようだ。

 バトバヤル氏は暴力問題の情報収集のため21日に来日した。その後は民放各社にテレビ出演。「貴ノ岩から電話がかかってきた」とした上で、「頭が痛くなったり、耳が聞こえたり聞こえなくなったり」「10針くらい縫ってひびが入ってる」「40回、50回たたかれた」「九州に来たとき(けがの)写真を渡すと言われている」など貴ノ岩の肉声として24日までにテレビ番組を通して伝えていた。

 さらに25日には福岡入りし、26日までには田川市の貴乃花部屋へ出向き貴ノ岩と面会する予定だと明かしている。

 一見すると、モンゴルの後輩を心配する先輩の発言のようではあるが、事はそう単純な話ではない。協会は数度に渡って貴ノ岩の聴取を要請し、すべて拒否されてきた。

 本当に貴ノ岩はバトバヤル氏に電話をしたのか。貴乃花親方はそれを許可したのか。さらに、面会を許可したのか。面会できる状態であるならば危機管理委員会の聴取を先に受けるのが筋ではないか。貴ノ岩が話した内容ではなく、そのことこそ大問題になる。

 この日、貴乃花親方は協会に対しはっきりした説明をしなかったとみられる。今後、面会に成功したバトバヤル氏がそこでの会話を公にするようなことがあれば、協会としても黙ってはいられなくなる。事件の被害者である貴ノ岩と、部屋の責任者である貴乃花親方が、一転処分される可能性は十分にある。バトバヤル氏の登場により、事態は混迷を深めてきた。

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