日本ハムの新入団選手会見が24日、札幌・大倉山ジャンプ競技場で行われ、ドラフト1位の清宮幸太郎内野手(18=早実)が「21」に決まった背番号のユニホーム姿を初めて披露した。いよいよ高校最多の通算111本塁打を放った怪物の、プロ野球生活がスタートするが、世間の注目度はそれほどでもないのだろうか…。一部では気になる問題がささやかれている。
「ファイターズのユニホームはずっとテレビで見ていて、憧れを持っていた。今となっては(自分が)たくさんの子供たちの憧れの的。たくさんの子供たちが憧れる選手になりたい」と所信表明した清宮。この日の会見には報道各社が詰めかけ、会見場は“立ち見”が出るほどだった。
ドラフト会議では、高卒選手史上最多タイとなる7球団が1位競合し、早実の会見場では報道陣の入場制限まで行われた。今春にはセンバツに出場し、U―18W杯にも出場。さらには高校通算本塁打記録のカウントダウン、そしてプロか進学かで揺れる中での進路表明。まさに「清宮」の字を見ない日はないほどの一年だったのだが…。世間の注目度はそれほどでもなかったのだろうか。というのも12月1日発表の「新語・流行語大賞」にノミネートされた30語に、清宮関連の言葉が一つも選出されなかったからだ。
選定を行った「現代用語の基礎知識」の大塚編集長は「清宮選手も選考段階で話題になったことはなりました。ただ、選考基準や過程はその年によって違う。今年はスポーツからは陸上の桐生選手の『9・98』のみの選出となりましたが、例年スポーツ枠のようなものがあるわけでもありません。選考基準は“その年明らかに話題になったもの”としか申し上げられませんが、キャッチーなフレーズや愛称があれば残りやすい、というのはあります」と選考過程を明かしたが、それでも30語に入らないということは、今年の話題として「31番目以下」ということになってしまう。
では、清宮関連ワードが流行語にならない理由として、考えられるものは何か。まずは「清宮」という名字の影響が大きいという。
新聞の見出しなどは「清宮」がほとんど。「ゴジラ松井」や「二刀流大谷」「ハンカチ王子斎藤」のように広く定着しているニックネームはない。日本家系図学会の宝賀会長によると「『清宮』は歴史上非常に珍しい名字。私も長年名字の研究をしているが、見知った範囲ではあまり見たことがない」とのことで「斎藤」や「大谷」「松井」「田中」などの姓と比べ、そのままでも個人の判別がしやすいことが、愛称がつきづらい原因だという。
また、清宮の育ちの良さも「神ってる」「持ってる」などの新たな“パワーワード”を生み出せない要因ともなっているようで「(高校)1年生のころと比べると、よく吟味された発言が増えた。ビッグマウスと叩かれて、彼も気をつけているのでしょう。もともと育ちがいいので、気をつければきれいな言葉遣いができる子です」(清宮をよく知る早実OB)。きちんとした言葉を使っているからこそ、記憶に残りづらいというわけだ。
もちろん流行語を意識して作る必要もないだろうが、清宮は父・克幸氏の教えから「『頑張ります』のような当たり前のことはなるべく言わないようにしている」という。果たして清宮は、これまで以上の“清宮フィーバー”を起こし、プロでも一大ブームを巻き起こせるのか。そのあたりも注目だ。

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