プロ野球のSMBC日本シリーズ2017は29日、福岡市のヤフオクドームで第2戦が行われ、ソフトバンクが4-3で競り勝ち、2連勝を飾った。
今宮のヘッドスライディングが歓喜の逆転劇を呼び込んだ。2点を追う七回、柳田の適時打で1点を返し、なお2死満塁。DeNAの外野は前進守備だったが、中村晃の右前打で、三塁走者に続いて今宮が二塁から本塁へ。クロスプレーで一度はアウトと判定されたが、リプレー検証で一転、セーフに覆った。
工藤監督は「今宮の手が先に(ベースに)入っていた。あの打球で帰ってくるのは難しいけど、気持ちで勝ち取ったセーフだ」と興奮気味に振り返った。殊勲の逆転打となった中村晃も「タイミングは完全にアウト。本当にスライディングがうまかった」。責任審判の橘高一塁塁審がセーフの判定をアナウンスした瞬間、地鳴りのような大歓声が球場に響いた。
今宮の生還について、橘高責任審判は「決定的な映像がなかなか出てこなかったが、かなりの枚数を流して確認できた」と説明した。まさに紙一重のプレーだったことを物語る。三回にも松田の左翼ポール際への大飛球をめぐって、リプレー検証が実施され、この場面ではファウルの判定は覆らなかったが、ソフトバンクにとっては2度のリプレー検証で“泣き笑い”の一日となった。
六回にはDeNAに2本塁打を浴びて一時は逆転されたが、指揮官は「ベンチはみな、勝つんだという強い思いで声を出していた」と頼もしげに振り返る。本拠地での連勝で、日本一奪還に大きく前進した。(丸山和郎)
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