
決勝前には9月のメキシコ中部地震に犠牲者のための追悼セレモニーを実施。1分間の黙祷が行われ、国歌斉唱時にはメキシコの旗を掲げたヘリコプターが上空を飛んだ。
今大会、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はランキング2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に66ポイント差をつけており、5位以上でフィニッシュすれば、自力で4度目のワールドチャンピオン獲得を獲得することになる。
現地時間13時にレースはスタート。気温21.7℃、路面温度42℃のドライコンディション。ピレリは、昨年よりも1段階ソフト側のソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという3種類のコンパウンドを持ち込んでいる。
レースはスタートからタイトルを争う二人が絡むバトルによる波乱。2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1コーナーで先行。続いたポールポジションスタートのセバスチャン・ベッテルがフェルスタッペンに接触。ベッテルはさらにルイス・ハミルトンと接触する。
この事故により、セバスチャン・ベッテルはフロントウイングにダメージ、ルイス・ハミルトンは右リアタイヤをパンクさせてピットインを余儀なくされ、ハミルトンは最下位まで順位を落とす。
優勝はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。今シーズン2勝目、通算3勝目を挙げた。2位にはバルテリ・ボッタス、3位にはキミ・ライコネンが続き、表彰台を獲得した。
ルイス・ハミルトンのタイトルを阻止するためには、少なくとも2位以上でのフィニッシュが必須だったセバスチャン・ベッテルは4位でフィニッシュ。ルイス・ハミルトンは9位でフィニッシュしたことで、最終2戦を残してポイント差は56ポイントとなり、自身4度目のF1ワールドチャンピオンを獲得した。
マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが10位入賞。ストフェル・バンドーンは12位だった。
リタイアは、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)、マーカス・エリクソン(ザウバー)、カルロス・サインツ(ルノー)。ルノーエンジン勢の6台中4台がパワーユニットのトラブルでリタイアする結果となった。
F1 メキシコグランプリ レース展開
フェルナンド・アロンソとロマン・グロージャンがスタートタイヤにスーパーソフトを選択。それ以外のドライバーはウルトラソフトでレースをスタート。
オープニングラップでは、セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンが接触。ベッテルはフロントウイング、ハミルトンは右リアタイアをパンクさせてピットイン。それぞれソフトタイヤに交換して、最下位まで順位を落とす。レースは、マックス・フェルスタッペン、バルテリ・ボッタス、エステバン・オコンの順で展開。
3周目、カルロス・サインツ、フェリペ・マッサがソフトに交換。
6周目、ダニエル・リカルドがパワーユニットトラブルによりリタイア。
19周目、セルジオ・ペレス、21周目にはエステバン・オコンがピットイン。
26周目、ニコ・ヒュルケンベルグがパワーユニットトラブルによりリタイア。
32周目、ブレンドン・ハートレーがパワーユニットトラブルによりリタイア。コース上にストップしたことでバーチャルセーフティカーが導入される。この間にトップのマックス・フェルスタッペンを含めた残りのほぼ全員がピットイン。ルイス・ハミルトンはスーパーソフト、ポイント圏内に順位を上げたセバスチャン・ベッテルとフェルナンド・アロンソはウルトラソフトを選択する。
51周目、セバスチャン・ベッテルが6番手に浮上。抜かれたセルジオ・ペレスがピットイン。ユーズドのウルトラソフトを装着する。
58周目、マーカス・エリクソンがリタイア。
62周目、カルロス・サインツがリタイア。
優勝はマックス・フェルスタッペン。タイトルを争うセバスチャン・ベッテルは4位、ルイス・ハミルトンは9位でフィニッシュ。ルイス・ハミルトンが2017年のF1ワールドチャンピオンを獲得した。
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