2017年10月29日日曜日

キタサンブラック、改めて「現役最強」証明=残り2戦へ不安一掃-競馬天皇賞

第156回天皇賞・秋で優勝し、記念撮影する(右から)武豊騎手、オーナーの北島三郎さんら。左奥はキタサンブラック=29日、東京競馬場

 不良馬場も前走の惨敗もキタサンブラックには関係なかった。6月の宝塚記念9着から、見事に巻き返してのGI6勝目。「現役最強」を改めて示し、クラシック三冠馬のシンボリルドルフ、ディープインパクトなどのGI7勝に迫った。
 ゲートに頭をぶつけて出遅れた。武豊騎手も「やってしまった」と思ったが、「スタートや位置取りよりも、途中リズム良く走れば強い」と信じてレースを進めた。
 中団やや後方から徐々に進出。直線は馬場の荒れた内側を進みながらも加速した。残り400メートル付近で先頭に立つと、猛追するサトノクラウンを首差で振り切った。武豊は「出遅れたけどよく走ってくれた」とキタサンブラックの地力に感謝した。
 今年限りでの引退が決まっており、今後はジャパンカップと有馬記念に出走予定。オーナーの北島三郎さんは「強くかっこいい印象のままで終わらせてやりたい」という思いを抱いている。前走の敗因を明確にできずにいた陣営の不安を吹き飛ばす勝ちっぷりを見せ、GI最多勝が懸かるラスト2戦への期待は大きく膨らんだ。(2017/10/29-19:43)

【スポーツ総合記事一覧へ】【アクセスランキング】

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102900476&g=spo

0 件のコメント:

コメントを投稿