2017年10月31日火曜日

ハリル監督、ACL決勝控える浦和から5人招集「いろんなことを考えています」

上海上港戦に勝利して決勝進出。喜び合う浦和イレブン=埼玉スタジアム(撮影日:2017年10月18日)

上海上港戦に勝利して決勝進出。喜び合う浦和イレブン=埼玉スタジアム(撮影日:2017年10月18日)【拡大】

 日本サッカー協会(JFA)は31日、11月に行われる欧州遠征のブラジル戦(10日、フランス・リール)とベルギー戦(14日、ベルギー・ブルージュ)に臨む日本代表25人を発表。J1浦和からGK西川周作、DF槙野智章、MF遠藤航、長沢和輝、FW興梠慎三の5人が選ばれた。しかし、欧州遠征後すぐにアルヒラル(サウジアラビア)とのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦が控えている。バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は「いろんなことを考えています」と、浦和に対してしっかり配慮していることを強調した。

 来月18日にACL決勝第1戦が控える浦和。欧州遠征はその直前で、14日にベルギー戦が行われる。浦和から5人の選出について質問が飛ぶと、ハリルホジッチ監督は「浦和さんの方とはいろいろと話はしている。彼らもそのことが気になっているだろうが、私も気になっている。私もこの試合(決勝)を見に行きますが。詳細な答えはここでは、控えさせていただきます」とコメントした。

 そして「なぜかと言うと私の“お家”はA代表。JFAにサラリーを頂いています。A代表が何をすべるきかという判断に基づいて、私は仕事をしています。私は自分の家を考えるべきだと思っています」とA代表に重きを置いていることを自宅に例えて説明した。

 その上で、「私がクラブで監督しているときに『A代表には行くなよ』という考えもありました。でも私は今、A代表の監督です。だから考えがまったく真逆になりました」と考えが変わったことを明言しつつ、「日本のことを考えると浦和のファイナルは絶対に大事で、誇りに思っています。浦和だけでなく、浦和の背後に日本という国が隠れていると思います」とACL決勝の大切さを理解していることも力説した。

 ハリルホジッチ監督は「移動距離はそこまで激しくないと思いますから、そこはしっかり理解してもらいたいです。それ以外のことはもちろんありますが。どういうディスカッションをしているか詳細は話したくはないです。ただ頭ではしっかり浦和さんのことを配慮しています」と話すと、「いろんなことを考えています。いろんなことを考えています」と浦和に対して配慮していることを改めて述べた。

 最後に「ただ、A代表は私の“お家”です。みんなをリスペクトしています。ただ、私の大きなリスペクトはA代表。それは私の権利でもあります」と、A代表が一番重要だということを再び強調した。

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